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» 2015年04月07日 08時00分 公開

この記事をきょう掲載できたのは偶然:みなとみらいの大和事業所で「20世紀のThinkPad」と再会した (2/2)

[長浜和也,ITmedia]
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ThinkPad 360P

 21世紀のノートPCで主流となってきた2in1 PCだが、ThinkPadシリーズでは、すでに20世紀から製品を投入していた。それが、1994年に登場した「ThinkPad 360P」だ。クラムシェルスタイルで利用できるほか、ロックを解除するとディスプレイユニットが中央の軸を中心に回転して、ディスプレイ面を180度回して閉じるとスレートタイプのタブレットのようなスタイルになる。機構としては2015年に登場する「VAIO Z」とあまり変わらない。

20世紀のThinkPad 2in1 PC「ThinkPad 360P」

クラムシェルからディスプレイを裏返して閉じていく姿はVAIO Zによく似ている(写真=左)。閉じてスレートタイプにしたら、ディスプレイ脇のホルダーにある専用ペンでタッチ操作が可能だ。ただし、本体の重さは約3.1キロなのでタブレットのように「片手で軽々と持って」とはいかない

ThinkPad 550BJ

 1994年に登場した「ThinkPad 550BJ」は、ノートPCの内部にキヤノンのインクジェットプリンタを組み込んでしまった大胆なモデルだ。展示資料には、「これ1台でモバイルオフィス環境を実現できるという画期的なモデル」と説明がある。プリンタユニットを内蔵しながらも、本体の重さは約3キロに収まっている。なお、内蔵するプリンタとの接続はATバスを利用していた。プリンタの印字解像度は360dpi。印刷用紙はPC本体の前面、キーボードユニットと本体の間にあるスリットから差し入れて、印刷した紙は背面に排出する。キーボードユニットを開くと最大10枚まで印刷用紙をセットできる。

ノートPCにキヤノンのインクジェットプリンタを内蔵してしまった「ThinkPad 550BJ」

本体奥にプリンタ操作部分があって、インクカードリッジも交換可能だ(写真=左)。印刷用紙は本隊前面から差し入れる

ThinkPad 600

1998年に登場した「ThinkPad 600」は13.3型ディスプレイを搭載したA4ファイルサイズ(300×240×36.5ミリ)で重さが約2.5キロの大画面薄型パフォーマンスモデルだった

そのキーボードを「ThinkPadシリーズで最もタイプしやすい」と評価するユーザーや関係者は多い。キーボードで防滴に対処したのもThinkPad 600が最初だ

ThinkPad Power Series 850

1995年に登場した「ThinkPad Power Series 850」は、CPUにx86系ではなく、IBMとMotorola、Apple Computer(当時)が共同で開発した」「PowerPC」シリーズを採用したモデルだ。搭載していたのはPowerPC 603e/100MHzで、これは、「Power Macintosh 5300/100 LC」「Performa 6300CD」「Performa 5300CD」でも採用していた

ThinkPad 330

ボディカラーがグレーのThinkPad 330シリーズは、当時の“流通関係筋”の希望で登場したという関係者の証言がある。ボディカラーだけでなく、トラックポイントを搭載しないなど、ThinkPadラインアップにおいて文字通り異色の存在だ

【参加無料】読者参加イベント「ITmedia ガジェスポ!」参加場集のお知らせ

 ITmediaのコンシューマー向け媒体各編集部(PC USER、Mobile、LifeStyle、eBook USER、デジカメプラス、ヘルスケア)が新しく始める読者参加イベント「ITmedia ガジェスポ!」の第1回目(4月18日土曜日開催)では、ここで紹介した20世紀のThinkPadをはじめ、レトロなデジタルガジェットを楽しむ内容を予定しています。参加費は無料。

 モバイルコンピューティングの先駆者「ゼロハリ教授」こと竹村譲氏、黎明期からモバイルコンピューティングの実践的活用情報を発信し続けているユーザーグループ「携帯PC技術研究所」の中心メンバーの1人「kei_1」さんこと鈴木啓一氏のトークショーや、読者のみなさまが初めて手にしたノートPCやPDA、スマートウォッチ(の先祖?)などのレトロなデジタルガジェットを持ち寄って、その“歴史的価値”をあーだこーだと話し合う鑑定“談”などなど、一緒に楽しい時間を過ごしてみませんか。

 イベントの詳しい情報はこちらをご参照ください。

読者参加イベント「ITmedia ガジェスポ!」開催概要
開催日時 2015年4月18日(土)14:00〜16:00(開場:13:30)
開催場所 アイティメディア株式会社(東京都港区赤坂8-1-22 赤坂王子ビル)
参加費 無料 ※事前のお申し込みが必要です。入場にはITmediaガジェスポ事務局からの招待メールが必要になります
プログラム ・ゼロハリ教授&kei_1さんトークショー「モバイルガジェット黎明秘話」 ・読者参加鑑定“談”「拝見! みんなのレトロガジェット」など
応募方法 メールアドレス「pcuser_itm@sml.itmedia.co.jp」に、タイトル【イベント参加希望】、本文【参加を希望する方のお名前】を記入してメールをお送りください。ガジェット鑑定希望の方は、鑑定したいガジェットの製品名も本文にご記入ください
注意事項 ・イベント参加には、事前の申し込みに加え、ITmediaガジェスポ事務局からの招待メールが必要になります ・イベントは、後日アイティメディアに掲載する予定です。投稿いただいたレトロガジェット、参加者のお名前と写真は撮影して掲載する場合がございます ・レトロガジェットは持参をお願いいたします。事務局宛への配送は受け付けておりません ・会場に駐車場、クローク、ロッカーはありません。荷物は個人での管理をお願いいたします ・お持ちいただいたデジタルガジェットが盗難、破損に遭われた場合、事務局では一切の責任を負いかねます

 参加希望のメールをお送りいただきましたら、後日イベント参加のための詳細をお知らせします。なお、イベント参加定員は30名です。参加希望多数のときは抽選とさせていただきます。


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