アップルは5月19日、2880×1800ピクセル(220ppi)のRetinaディスプレイを搭載する15インチMacBook Proをモデルチェンジし、同日よりApple Storeおよび直営店などを通じて販売を開始した。
ラインアップは、外部GPUの有無で2モデルが用意される。下位モデルは2.2GHz Core i7(最大3.4GHz)を搭載し、16Gバイトメモリと256GバイトSSD、CPU内蔵のIris Graphicsという構成で22万4800円。上位モデルは、2.5GHz Core i7(最大3.7GHz)と16Gバイトメモリ、512GバイトSSD、グラフィックスにRadeon R9 M370Xを搭載した構成で28万2800円だ。
新モデルでは、13インチMacBook Proと同様に感圧タッチトラックパッドが採用されたほか、より高速なインタフェースのSSDを採用、さらにバッテリー駆動時間を従来よりも1時間延ばし、ワイヤレスWebブラウジング時/iTunes動画再生時ともに約9時間をうたっている。
インタフェースは、SDXC対応SDメモリーカードスロット、USB 3.0×2、Thunderbolt 2×2、HDMI出力、ヘッドフォンなど。なお、仕様をカスタマイズできるCTOでは、2.8GHz Core i7(最大4GHz)や最大1TバイトSSDなどがオプションとして用意されている。
MacBookや13インチMacBook Proと同様に、強めのクリックを認識する感圧タッチトラックパッドを採用。強めのクリックで範囲指定した単語の意味を調べたり、Finderでファイルのプレビューなどができる米Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長であるフィル・シラー氏は、今回の15インチMacBook Pro Retinaの投入について、
新しいMacBookと改良された13インチMacBook Pro Retina Displayモデルへの反応は素晴らしいものです。そして今日、新しい感圧タッチトラックパッドと、より速いフラッシュストレージ、そしてより長いバッテリー駆動時間を15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに搭載できることをとてもうれしく思います
とコメントしている。
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