PC USER Pro
連載
» 2016年08月01日 06時00分 公開

Windows 10公開1周年アップデートの次が動き出した鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

8月2日に一般公開されるWindows 10の大規模アップデート「Anniversary Update」を控え、Microsoftからは「次のマイルストーン」の情報が出てきた。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Windows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードキャンペーンは2016年7月29日に終了した。Windows 10の直近で大きなトピックは、8月2日に無料で一般公開される大規模アップデート「Anniversary Update(Redstone 1)」となる。

Windows 10 2016年8月2日に公開されるWindows 10の次期大型アップデート「Anniversary Update(Redstone 1)」

 もっとも、Microsoft社内では既にAnniversary Updateの次に行う大規模アップデート「Redstone 2(RS2)」の開発に注力している。

 米MicrosoftのWDG(Windows and Devices Group)部門で主にWindows Insider Programを通じたプロモーションを担当するドナ・サルカール氏は7月29日(現地時間)、「Windows Insider Program.next()」というタイトルで公式ブログ(Windows Experience Blog)への投稿を行い、Windows Insider Programの「次のマイルストーン」を紹介している。

Windows Insider Programは継続

 Windows Insider Programの位置付けや役割は、以前の連載でも説明した通り。基本的には、Windowsの最新プレビュー版(Windows 10 Insider Preview)を一般公開前に試用し、開発側へフィードバックすることで製品改善に役立てるというMicrosoft提供のプログラムだ。開発者やIT管理者だけでなく、Windowsの開発に参加してみたいという一般ユーザーも無料で登録できる(ただし、Windows 10 Insider Previewは不具合も多く注意が必要)。

Windows 10 Windows Insider Programには今からでも参加できる。ユーザー登録は公式サイトから行える

 Windows Insider Programはそれだけでなく、「Windows 10ファンを増やす」というコミュニティー的な役割も担う。また、2015年11月配信の「November Update(1511)」以降はプログラム参加者へのWindows 10 Insider Previewのアップデート提供が高頻度になり、Fast Ringユーザーはより「人柱」的な性格が強い仕組みとなっていた。

 実際、サルカール氏はNovember Update以降の約8カ月間でPC向けに28回、モバイル向けに20回のWindows 10 Insider Previewを提供したと説明しており、単純計算でも月に3〜4回、つまりほとんど毎週最新ビルドがFast Ringユーザーに提供されていたことになる。この方針は今後も継続していくようで、Fast Ringユーザーは連日のアップデートを広い目で受け入れていかなければならない。

 また、Windows Insider Programが提供されたことで、プログラム参加者のテストユーザーと開発者との関係がより密でスピーディーとなり、細かいフィードバックが以前に比べても反映されやすくなったという。

 プログラム参加者向けにInsider Hubを通じた情報提供のほか、日本でも2016年春に初めて開催されたMeetupイベントなど、ユーザーとのコミュニティーを大切にする仕組みを今後も提供していくとのことで、この辺りも楽しみにしたいところだ。

Windows 10 2016年4月に都内で開催されたWindows Insider Program参加者向けイベント「Windows Insider Meetup in Japan」東京会場の様子

Windows 10 Insider Previewは間もなく「Redstone 2」へ

 さて、Windows Insider Programについては、8月2日に一般公開されるAnniversary Updateの次のマイルストーンである「Redstone 2(RS2)」への助走がスタートしている。

 Anniversary Updateのビルド番号である「Build 14393」に「Cumulative Update(累積的な更新プログラム)」が適用された「Build 14393.3」と「Build 14393.5」が連続リリースされるなど、1週間以上同じビルドでの足止め状態が続いていたが、7月28日(米国時間)にはついに「Build 14894」というMicrosoft内部ビルドが出現し、再びビルド番号の更新が始まった。

Windows 10 開発中のWindowsビルドが確認できるBuildFeedのサイトでは、「Build 14894」というMicrosoft内部ビルドが出現している

 サルカール氏によれば、8月以降に(Anniversary Update以後のビルドとなる)Windows 10 Insider Previewの配信を再開するとのこと。早ければ8月1日週の後半か、その翌週前半にはRS2に相当する最初のWindows 10 Insider Previewの提供がWindows Insider Program参加者向けに始まるだろう。

 RS2における新機能や開発目標はまだまだ不明だが、2017年春の提供を目標にしているといわれる。一部では新型SurfaceとともにリリースとのうわさがあったRS2だが、現在では否定されている。

 いずれにせよ、2016年秋以降にはより多くの情報が出てくるだろう。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2023年11月11日 更新
  1. 「Meta Quest 3」を仕事に生かす 最大5画面のデスクトップを表示するMR対応「Immersed」は神アプリか (2023年11月09日)
  2. Googleの新型スマートウォッチ「Pixel Watch 2」はどこが変わった? 試して分かったこと (2023年11月10日)
  3. 次世代の「Core Ultraプロセッサ」に採用! リアルタイムレイトレに対応したIntel内蔵GPUの“秘密”に迫る (2023年11月09日)
  4. ウエスタンデジタル、小型スティック筐体を採用したUSB外付けポータブルSSD (2023年11月10日)
  5. ウエスタンデジタル、USB 3.2外付けポータブルSSD「サンディスク ポータブルSSD」の新モデル 転送速度を最大800MB/sに高速化 (2023年11月09日)
  6. 今後のMacはどうなる!? 新型「iMac」に見るGPUを強化したM3チップの実力 (2023年11月07日)
  7. M3ファミリー搭載の新型iMacと16インチMacBook Proを試して分かったこと (2023年11月06日)
  8. 「Steam Deck」にOLEDディスプレイ採用の上位モデルが追加 (2023年11月10日)
  9. 創業111周年を迎えたシャープのターンアラウンド 技術を軸にエッジAIで他社と連携も CTO兼R&D担当役員に聞く (2023年11月08日)
  10. 18.5型のビッグサイズでデスクトップ用スタンドも付属! VGA接続にも対応したアイティプロテックのモバイルディスプレイ「LCD18HCR-IPS」を試して分かったこと (2023年11月08日)