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「HHKB Studio」の登場でヒートアップ! 思わず落合陽一氏も乱入した「HHKBユーザーミートアップVol.7」を冷静に振り返る(2/5 ページ)

» 2023年10月30日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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プログラマーも映像制作者もこれ1つでOK

 続いて、PFU 先進技術開発部マネージャーの笠原雄毅氏が開発に関するコンセプトなどを披露した。

PFU 先進技術開発部マネージャー笠原雄毅氏 PFU 先進技術開発部マネージャー 笠原雄毅氏

 HHKB Studioが既存のHHKBシリーズと異なる最大のポイントは、ポインティングスティック/マウスボタン/ジェスチャーパッドといった入力装置を搭載したことだ。

 笠原氏は「HHKBのコンセプトは合理的な配列により、ホームポジションから手を動かすことなくほとんどのキーも押せるコンパクトさ」だとし、「HHKB Studioは、入力効率を極限まで追い求め、マウス操作も最小の動きで実現した」と説明した。

 「指をスライドさせるだけで、マウスホイールのような高速スクロールが行えるジェスチャーパッドは、画像編集や映像制作などのクリエイティブな場面でも高効率の作業環境を提供する。インタフェースを一箇所に集めることで、創造性を最大化する。キー部分は従来のHHKB同様、入力しやすいシリンドリカルステップスカルプチャー構造を踏襲したが、スイッチ部は静電容量無接点ではなく初のメカニカルを採用した。リニアタイプならではの滑らかな打ち心地で入力時のノイズを排除している。ユーザーが“ゾーン”に没入したまま作業し続けられる」と笠原氏はアピールした。

マウス操作が加わっても最小限の動きで済むようにデザイン ホームポジションからほとんど手を動かさずに全てのキーをタイプできるこれまでのHHKB同様、マウス操作が加わっても最小限の動きで済むようにデザインしたという
PFU HHKB Studio コンセプト まるでレーシング・カーのように1カ所に操作体系をまとめることで、最小限の動きで無限大の創造性を提供するという

 HHKBらしさを損なわず、機能を追加するためのデザインを作り上げるべく協業したのは、米サンフランシスコにあるHuge Designだ。その結果、デザインはノイジーになることなく、ミニマルさを保ったものになった。

 「音楽クリエイターは、創作に必要な機材一式をそろえている部屋を“スタジオ”と呼ぶ。この新しいHHKBにも必要なツールがそろっている。そういう意味を込めて“HHKB Studio”とネーミングした。HHKB最高峰として、Professionalシリーズと共存させていきたい」(笠原氏)

 画像や映像の制作に便利なHHKB Studioの魅力や自分なりの使い方を「特別講演」という形でレクチャーしたのは、アドビ公式インストラクターであり、女優/デザイナー/日本舞踏家/料理研究家などさまざまな顔を持つマルチクリエイターの大倉照結氏だ。

マルチクリエイター 大倉照結氏 マルチクリエイター 大倉照結氏

 HHKB Studioの魅力は、プロファイルを4つまで設定してワンタッチで切り替えられることだ。WindowsもMacも使うことから、ショートカットキーを入力するときの指使いが自然と行えるような設定をしているという。

4つのプロファイル HHKB Studioは4つのプロファイルを設定できる
Windows向けプロファイル Windows向けプロファイルの例。Macと切り替えたときに指が迷わないような設定だ

 例えば、Windowsではコピーに「Ctrl+Cキー」などのようにCtrlキーを多用するが、Macではこれが「command」(cmd)キーになる。そこで、Windows向けプロファイルではMacの「command」と同じ場所に「Ctrl」キーを配置している。

 PhotoshopなどAdobeアプリ向けには、ジェスチャーパッドの左側面をなぞることでブラシサイズが変わるように設定。Adobe製品ではさまざまな場面でブラシを使うため、AdobeユーザーであればHHKB Studioを使うメリットは高いとした。

大倉氏の考えるHHKB Studioのメリット 大倉氏の考えるHHKB Studioを使うことのメリット

 「ネイルをしていても使いやすいポインティングスティックやキー、自由で柔軟なプロファイル設定、かゆいところに手が届くジェスチャーパッドなどHHKB Studioには使うメリットが多い。皆さんのカスタマイズも教えてもらいたい」と述べて講演を締めくくった。

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