NTTドコモは3月31日から、位置情報と連動した情報配信を可能にする3キャリア対応のASPサービス「次ナビ」の提供を開始する。
次ナビは、位置情報と連動した情報配信機能に加え、システム運用や利用者の行動分析などもドコモが一貫して提供するサービス。導入企業は自社のサービスと位置情報を連動させたコンテンツや統計に基づいた推奨スポット、周辺地図などを提供できるようになる。利用者の行動分析にも対応し、その結果はマーケティングデータとして利用可能だ。
対応機種は、ブラウザ版がFlash 1.1以上に対応したドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話、iアプリ版がDoJa 5.0以上かつメガiアプリ対応のドコモの携帯電話。ASPサービスの申し込みは、全国のドコモ法人営業部門で受け付ける。利用料金は、条件によってASP初期登録料金、ASP月額利用料金が異なる。
ドコモは次ナビを提供するにあたり、2008年1月から3月末まで、沖縄県と京都府で実証実験を実施。利用者の状況や行動履歴から、位置情報連動コンテンツやレコメンドの有効性を確認できたことから、ASPサービスとしての提供を決めたという。
GPSや基地局情報から携帯電話の位置を割り出し、周辺の店舗や情報を配信する機能。情報は属性やカテゴリーで利用者を絞り込んだ上で配信することもできる。
蓄積した統計情報をベースに、現在地からの次の移動先のランキングを提供。
保有するコンテンツを、カテゴリーやフリーワードで検索させる機能。
現在地や目的地、また目的地までのルートを地図上に表示させる機能。
位置情報や属性、導線など、利用者の蓄積データを解析し、図表化したリポートをWebで確認できる。
コンテンツの登録や削除、配信エリアの作成などの設定や管理をWeb上で行える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.