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» 2011年03月04日 11時49分 公開

ソフトバンクモバイル、携帯電話接続料を公表二種指定事業者対象のガイドラインに準拠

ソフトバンクモバイルが、第二種指定電気通信設備を有する事業者向けに制定されたガイドラインにのっとった形で、2010年度の携帯電話接続料を算出し、公表した。ソフトバンクは二種指定事業者ではないが、公平性・透明性を求める声に応じた形だ。

[園部修,ITmedia]

 ソフトバンクモバイルが3月4日、2010年度の事業者間の通話に適用する携帯電話接続料を発表した。具体的な金額は以下の通り。

2010年度適用水準 2009年度適用水準 値下率
区域内 0.127円/秒 0.170円/秒 25.3%
区域外 0.147円/秒 0.197円/秒 25.4%

 区域内と区域外の違いは、相互接続点とソフトバンクモバイルの契約回線までの距離。相互接続点から契約回線までの通話が、ソフトバンクモバイルの定める同一の区域内で行われている場合を「区域内」、それ以外の場合は「区域外」の料金を適用する。

 接続料は、ソフトバンクモバイルからドコモ、KDDIからドコモなど、異なる事業者間で通信をする際に、発信者側の事業者が、接続先の事業者に支払うネットワーク使用料のこと。例えばソフトバンク携帯からドコモ携帯へ電話をかける際、ドコモのネットワークを使用するので、ソフトバンク側にドコモ網の使用料が発生する。接続料はネットワークを利用される側が算出するが、事業者間をまたがる通話料金(ユーザー料金)は発信側の事業者が決定するため、接続料と通話料には厳密な相関関係はない。ちなみにドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルのいずれも、各種割引を適用しない場合の通話料は30秒あたり21円と同額になっている。

 携帯電話の接続料については、2009年度まで事業者が独自に算定していたが、2010年度からは、第二種指定電気通信設備を有する事業者は、総務省が公表したガイドラインに従って接続料金を算定し公表することが義務づけられている。第二種指定電気通信設備とは、携帯電話の市場で一定(現在の総務省令では25%)以上のシェアを持つ事業者の設備の一部を指し、NTTドコモとKDDIがこれに該当する。ソフトバンクモバイルは該当しないが、二種指定事業者を対象としたガイドラインにのっとって金額を算出し、公表した。

 なお2010年度の他社の音声接続料は、NTTドコモが区域内で0.087円/秒、区域外で0.105円/秒、KDDIが区域内で0.104円/秒、区域外では0.128円/秒としている。

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