Android特化型投資ファンド「A-Fund」設立 KDDIとGREEが約41億円出資

» 2011年04月22日 11時16分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 KDDIとグリーは4月22日、米ベンチャーキャピタルのDCMが設立したAndroid関連ビジネスのベンチャー企業向け投資ファンド「A-Fund, L. P.」に、それぞれ2500万ドル(合計5000万ドル、約41億円)を出資すると発表した。ファンドの予定運用総額は1億ドル。中国インターネット大手のTencentも出資を決めている。

 同ファンドは主に米国、中国、日本などのアジア地域の企業を対象とする。Androidに関連したアプリやプラットフォーム、ハードウェアの開発、ネットサービスなどを提供するベンチャー企業に対し、事業立ち上げ時から投資を行う。

 ファンドの運営および投資実務はDCMが担当。KDDIはファンドへの出資を通じ、出資を受けた企業と提携なども視野に入れた関係構築を目指す。グリーは、出資を受けたソーシャルアプリ開発企業とのパートナーシップを強化し、自社プラットフォームのソーシャルアプリの充実につなげていきたい考え。

 A-Fund, L.P.の新規投資期間は2016年12月までの最大5年間、運用総額は1億ドルの予定。

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