サン電子は5月7日、低価格な組み込み用M2M通信アダプタ「Rooster-P100」を発表した。6月から、検証用の機材の貸し出しを予定している。
Rooster-P100は、これまでにサン電子が培ってきた技術を生かし、制御機能や遠隔からのファームウェアアップロード機能、ログ情報の保存機能など、無人運用を想定したシーンで活躍する機能を備える通信モジュール。
RS-232Cのシリアルインタフェースやプロトコル変換機能を備えるほか、ATコマンドを制御することで、PPPを実装せずIPによるモバイルネットワークへのアクセスが可能。Huawei製の通信モジュールを搭載し、NTTドコモのFOMA網でサービス提供しているMVNO事業者の回線も利用できるという。
製品仕様の予定は、突起物を除いたサイズが約115(幅)×30(高さ)×65(奥行き)ミリ、動作環境は結露がない状態で温度は0〜50℃、湿度は25〜80%。対応サービスはFOMAパケット通信、インタフェースはRS-232C(D-sub9ピン オス)が1つ、アンテナ端子はSMA。プロトコルはPPPおよびTCP/IPで、制御コマンドはATコマンド、電源電圧は5V±5%(DCジャック、3芯コネクタ)。
なお、5月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催される、Japan IT Week 春「第15回 組込みシステム開発技術展」に実機を参考出展する。
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