第23回 スマホで快適にWebブラウジングする(Android ブラウザ編)今すぐ使えるスマホレシピ(1/2 ページ)

» 2013年06月05日 20時56分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 前回はiPhoneのブラウザアプリ「Safari」の使い方を紹介した。多くのユーザーが意外と気付いていない機能を多数搭載しているのは、Android端末にプリインストールされているブラウザアプリでも同じだ。

 Android端末の場合、機種によって「ブラウザ」や「インターネット」など名称が異なるが、OSが同じなら使える機能にほぼ差はない。今回はAndroid 4.0を搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を例に紹介しよう。

シークレットタブ機能が便利

 ブラウザでWebページを検索するには、アプリを起動し、画面上部のURL欄をタップする。ここで検索キーワードを入力し、「実行」を選択すれば検索が開始する。もちろん、URLを直接入力することも可能だ。

 ちなみにAndroid端末は音声入力にも対応している。URL欄右端のマイクのアイコンをタップし、スマホに話しかけるだけでOK。GoogleのOSを搭載したAndroidスマホならではの仕様といえる。

photophoto 複数の検索候補が表示されるので、その中からいずれかを選択してもいい(写真=左)。マイクのアイコンをタップすれば音声入力も可能(写真=右)

 初期設定では検索エンジンがGoogleに設定されているが、もちろん変更することもできる。ブラウザアプリ内の「設定」→「高度な設定」→「検索エンジンの設定」で変更でき、Yahoo! JAPAN、Bing、gooから選べる。

photo 初期状態はGoogleだが、ほかの検索エンジンも設定できる

 スマホでブラウジングをする上で便利なのが「タブ機能」だ。PCのプラウザでも利用できる機能だが、複数のページを開いたままで調べ物ができるのが利点。新規タブを開くには、画面右上のタブアイコンをタップし、新規タブを追加する。標準ブラウザで一度に開けるタブは最大16枚。ただし、タブをたくさん開きすぎると動きが遅くなる可能性があるので、不要なタブは削除するよう心がけよう。

photophoto 画面右上のタブアイコンをタップする(写真=左)。開いているタブの一覧が表示される。タブを削除するには、サムネイル右上の「×」をタップ(写真=右)

 タブを利用する際に覚えておきたいのが、「シークレットタブ」の存在だ。タブ一覧でメニューを開くと、「新しいシークレットタブ」という項目がある。このウインドウで開いたページはブラウザの履歴や検索履歴に残らない。あとから人に履歴を見られたくない場合はこのモードを使用するといいだろう。

photo 「Chrome」にも搭載されているシークレットタブ機能が利用できる

ブックマークとホームページを効率良く使う

 標準ブラウザを効率よく活用するには、ブックマーク管理とホームページの設定を使いこなそう。

 ブックマークに登録するには、登録したいページを開いた状態でメニューを開き、「ブックマークへ登録」を選択する。ブックマークに保存したページを開くには、「ブックマーク一覧」を参照しよう。ここでは「履歴」を参照することもでき、Webページを選択すると、そのページが開く。

photophoto ブックマークに登録したいページを開いて。「ブックマークへ登録」をタップ(写真=左)。名前とURLを確認して「OK」をタップしよう(写真=右)
photophoto 「ブックマーク一覧」に先ほど登録したページが表示される。この場合は端末内のブックマークに登録されている(写真=左)。「履歴」タブでは「今日」「先月」「もっと前」「よく使用」の順に履歴が表示される(写真=右)

 また、PCでChromeを利用していれば、端末に設定したGoogleアカウントを使ってブックマークを同期できる。「Chrome」アプリを使わなくても同期できるのは、Androidならではの強みといえるだろう。

photo 端末の「設定」→「アカウントと同期」→アカウントを選択し、「ブラウザを同期」にチェックをつける

 標準ブラウザを起動したときに最初に開くページを「ホームページ」と呼ぶが、多くの場合はキャリアの用意したページが最初に設定されている。キャリアが提供するコンテンツにアクセスしやすい利点はあるが、日常的に使用するページを設定した方が使い勝手は向上するだろう。

 ホームページを変更するには、ブラウザを起動して「設定」を開き、「全体設定」で「ホームページを設定」という項目を選択する。ここから「現在のページ」やよくアクセスするサイトを設定しよう。

photo ホームページにはサイトのトップページだけでなく、空白ページを設定することもできる

 また、Webサイトによっては、あらかじめスマホの画面サイズに最適化されたページが用意されている場合がある。スマホサイトがある場合、自動的にそのページが表示されるが、PC版サイトを表示することもできる。PC版サイトはページの拡大・縮小に対応しているのがスマホサイトとの違いだ。

photophoto 「PC版サイトを表示」にチェックをつけると表示が切り替わる(写真=左)。Googleの検索ページも、このようにPC版と同じ表示になる(写真=右)
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