最近のスマホは高画質なカメラを搭載した機種が多く、デジカメ勝りの写真を撮れるようになった。それに伴い、スマホで写真を撮る機会も増えているのではないだろうか? これからの季節、旅行など仲間や家族と出かける機会も増えるはず。そこで、今回は複数枚の写真をスマホだけでほかの人と共有する方法を紹介しよう。
iOS 6ではフォトストリームに共有機能が追加された。通常、フォトストリーム上の写真はiCloudにアップされるので容量を気にする必要があるが、共有した写真は容量にカウントされないのが利点だ。Wi-Fiだけでなく、3G/LTE回線での利用にも対応する。
“共有”といっても、自分が選んだ人に選んだ写真だけを公開できるので、見ず知らずの人に写真が見られる心配もない。ただし、特定の人だけに公開する機能は、iOSデバイスでしか閲覧できない。AndroidやPCなどからも閲覧するには、別の方法があるので後述する。
まずは、「設定」→「iCloud」→「フォトストリーム」の順に開き、「共有フォトストリーム」の項目をオンにする。次に、共有するアルバムを作成し、共有したい人を入力する。これで、相手が共有を承認すれば共有が開始する。ここで、共有フォトストリームの申請をするアドレスは何でも構わない。しかし、申請を許可するにはApple IDとiCloudが設定されたiPhoneやiPadで開く必要があるので注意しよう。
アルバムに写真を追加するには、共有したい写真を選択し、共有アルバムに移動するだけ。あとは必要があればメッセージを入力して「投稿」をタップしよう。これで、共有を承認した相手のフォトストリームからも写真が閲覧できるようになる。

共有アルバムに入れたい写真を「アルバム」から選択し、画面下部の「送信」をタップ。次に「フォトストリーム」をタップし、写真をアップしたい共有アルバムを選ぶ(写真=左)。写真が追加されると、ほかのユーザーには「新規」アイコンが表示される(写真=右)さらに、共有している写真には「いいね!」やコメントを投稿できるので、写真についての感想をやり取りするのもいいだろう。
フォトストリーム上の写真を保存するには、写真を表示し、「“カメラロール”に保存」をタップする。これで自分のiPhoneのカメラロールに写真が保存されるが、唯一の欠点は、写真をまとめて保存できないことだ。必要な写真は地道に1枚ずつ保存するしかない。
iPhoneユーザー以外と共有するには、「公開Webサイト」をオンにしよう。こうすればiOS以外のデバイスでもWebサイト上から写真を閲覧できる。PCの場合、Mac OSならiPhotoで、Windowsユーザーなら先ほどのアドレスにブラウザでアクセスしよう。

フォトストリームの一覧画面で、共有したいアルバムの「>」をタップして詳細画面を開く。ここで「公開Webサイト」をオンにしよう(写真=左)。「リンクを共有」をタップし、メールやメッセージなどでURLを送信する(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.