ユードーが8月2日、iOS端末向け音楽プラットフォームサービス「SPOT MUSIC」の公開を発表した。アプリは8月1日から配信されている。利用料金は無料。対応機種はiOS 5.0以上のiPhone、iPod touch、iPad。
SPOT MUSICは、ミュージシャンが有料で宣伝した楽曲をユーザーが聴いて応援をすることで、報酬(ポイント)をもらえるサービス。ユードーと、東海地方のラジオ局「ZIP-FM」が設立した新会社「ZIP NEXT」との協業で実現した。アーティストはインディーズが中心で、ZIP NEXTとユードーが選定している。
ミュージシャンは1000円からの「チケット」を購入することで、自分の楽曲を任意の場所に配置できる。配置された曲はSPOT MUSICアプリで再生でき、ユーザーが楽曲をアプリ上で再生してコメントを書き込んだり、ミュージシャンのWebサイトにアクセスしたりすると、あらかじめ楽曲に割り振られたポイント(5ポイントから)が与えられる。ポイントを付与するかはミュージシャンが判断する。付与されたポイントは、Amazonギフトカードなどと交換できる。
再生はストリーミング形式で行い、楽曲をダウンロードすることはできない。全地域と現在地付近でよく聴かれている楽曲ランキング、お気に入り、再生履歴、専用のイコライザーも用意した。ユーザーにはパケット通信料以外の料金はかからない。
楽曲には位置情報を付けられるので、聴かせたい場所や地域に楽曲を配置することで、ライブやイベントなどの来場者にアピールするといった活用も可能。ユーザーがSPOT MUSICで再生した楽曲に位置情報を付けることもでき、このアクションもポイント付与の対象になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.