第38回 iPhoneで全天球パノラマに挑戦するのだ荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ)

» 2013年12月24日 11時31分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

Sphereで全天球パノラマに挑戦

 iPhoneカメラのパノラマ機能といえば、カメラを動かしながら撮影してだいたい240度分を撮れるというもの。360度よりちょっと足りない。まあ360度撮れますといわれても、きれいに360度ぐるっと周りながら撮るのは大変なので、240度程度ってのはきわめて現実的なんだけど、デジカメ界でパノラマといえば「横長のパノラマ写真」を撮るだけじゃない。

 360度全周の写真を撮り、その一部をiPhoneで表示してフリックでぐりぐり動かしたり、ピンチインアウトで拡大縮小したりと、自在に動かしてその場の風景を自由に楽しむ、というのが主流で、デジタルならではの楽しみ方でもあるわけで、iPhone用パノラマ撮影アプリにも、単にパノラマを撮るだけじゃなく、それを鑑賞したり公開したりするところまでフォローするのが主流だ。

で、先週、Facebookで面白いアプリを教えてもらったのでさっそく紹介するのである。 それが「Sphere - 360 camera」。これがかなり面白いのだ。

photo Sphereの初期画面。+をタップすると撮影開始

 ポイントは3つ。

 ひとつめは「指示に従って撮影していくだけで全天球パノラマ」を撮れること。ふたつめはiPhone内のジャイロ機能を使って「iPhoneの動きに連動してパノラマを見られる」こと。みっつめは、位置情報付で専用サーバーに公開できるので「世界中のパノラママップ」を楽しめることだ。

全天球パノラマを撮るのだ

 全天球パノラマというのは、「Googleのストリートビューみたいなの」と言えばたぶん分かるかと思う。前後左右に上下も加えて、全方向が写された画像のこと。まずはそれが必要だ。

 Sphereを使って、iPhoneで撮る。iPhoneのカメラで撮れる範囲は限られてるので、何枚も少しずつずらしながら撮っていき、つなぐのである。フルに全天球撮ろうと思ったら、30回以上撮影する必要があるかな。

 でもガイドに従ってiPhoneを動かしていけばいいので、面倒くさくはあるけれども、そう大変じゃあない。+をタップして新規パノラマを選択すると、最初に「位置と方向」を合わせる画面が出る。

photo 最初に白い円に黒い円を合わせて水平垂直をリセット

 そこで白い○の中に黒丸が重なるよう合わせて撮影開始。あとはiPhoneを動かしながら画面上の丸を合わせては自動撮影、合わせては自動撮影という感じで上を向いたり下を向いたり横に回転したりしつつ撮っていくのだ。

photo 撮影中。白い丸に黒丸(スクリーンショット撮ったときにうまく写らなかったけど、本来は黒丸が表示される)を合わせると自動的に撮影。このように少しずつ動かしながら目の前の風景を記録していくのだ

 全部撮らなくてもある程度撮ったらあとはアプリが適当に処理してくれるので、あなたの性格がアバウトなら適当に切り上げてOK。几帳面な人は几帳面に撮ればOKだ。

photo 今回の撮影結果。地面はめんどくさいんで省略。なんとなくそれっぽくつないでくれるのがえらい。「正距円筒図法」で全天球パノラマを1枚のJPEG画像に展開している

 撮影中は「えー、なんかずれてて上手くいきそうにない」と思えるけど、大丈夫。それなりに合っていれば、Sphereが合成時に良きに計らってくれます。

photo 再生してみた。ちょっとズレてるけどまあ気にしない

 こういう複数枚撮影してつなげるパノラマって、きれいにつなぐには、きちんと「レンズを中心に回転させる」(厳密にはちょっと違うけど)必要があり、手持ちでそれをやるのは不可能だから、しょうがない。Spehereで重要なのは「どこで撮ったか」なので、撮影が終わったら、最寄りの場所を選び、タイトルなどをつけ「Share」する。

photo 完成したら場所やキャプションやカテゴリーを入れる
photo 最後にShareするとSNSなどに公開できる
photo 自分で撮ったパノラマはこのようにリストで表示される。全天球パノラマ専用SNSみたいなもんだ

全天球パノラマを見るのだ

 撮ったパノラマを見るときは、指でフリックして上下左右に回転させたり(ぐるぐる前転させるのも面白い)、ピンチイン・アウトで拡大縮小すればいいんだけど、Sphereが面白いのは、iPhoneが内蔵するジャイロに対応して、iPhoneの向きに応じて見せてくれること。

 例えばここにわたしがアップした、銀座四丁目交差点のパノラマがある。これをいろんな角度で持ってみた。上に向けると画像も上を向き、左右に回転させると見える方向も変わり、本体を斜めにしても見えている映像は水平のままってのがわかるかと思う。

photo まずは正面から
photo 上を向いてみた。パノラマも自動的に上を向く

photo iPhoneを左に回転させると画面上の風景も左を向く
photo iPhoneを斜めにしても中の画像の水平は保たれたまま

 これが面白い。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  6. 気温35度以上のハンディファンは「逆効果」 猛暑を安全に乗り切る使い方と2026年おすすめ5選 (2026年07月27日)
  7. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  8. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  9. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  10. UQ mobileで「AQUOS sense10」発売、MNPなら2年間1万9800円に【スマホお得情報】 (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー