米調査会社Strategy Analyticsが7月31日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の世界でのスマートフォンの出荷台数に関する調査結果で、中国Xiaomi(小米科技)がメーカー別シェアランキングで初めて5位にランクインした。Xiaomiに5位を譲ったのは韓国LG Electronicsで6位になった。
Xiaomiは現在、中国でのみ製品を販売しており、スマートフォンのラインアップも現行モデルは2機種だけだが、米AppleのiPhoneを意識した洗練されたデザインと高スペックながら手ごろな価格が人気を呼び、急成長している。7月には次期フラッグシップ端末「Mi 4」を発表し、インドへの進出を準備中だ。
同四半期のスマートフォンの総出荷数は前年同期比27%増の2億9500万台。4位までの順位に変化はないものの、首位の韓国Samsung Electronicsが7.4ポイントも、2位の米Appleも1.5ポイント、シェアを落とした。Strategy Analyticsは、HuaweiやLenovo、Xiaomiなどの中国勢の低価格端末の台頭の影響と分析する。
OS別シェアでは、首位のAndroidが前年同期比4.4ポイント増で84.6%になった。iOSも出荷台数は伸びているものの、Androidの勢いにシェアを奪われた。米MicrosoftのWindows Phoneもシェアを落とした。
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