「デュオカメラ」や「Zoe」機能が楽しい「HTC J butterfly HTL23」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2014年09月16日 17時50分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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「Zoe」も健在な各種撮影機能

 HTL23の撮影機能は最初に書いたように6つある。カメラ以外はビデオ、Zoe、自分撮り、デュアルキャプチャ、パノラマ360である。

 Zoeは健在のZoe。4Mモードになるが、連写+動画を撮ってくれ、あとで好きなものを選んで編集できる。今回長く押し続けることで動画を撮り続ける機能がついた。ボタン1つで静止画も動画も撮れるのでこれは便利。Zoeならシャッターを押してから、あ、動きが面白いからこのまま動画を撮り続けようなんて撮り方もできる。

photo Zoeモード時は撮影ボタンに「z」と書いてある

 さらに、ギャラリーから1日(あるいはイベント別など)のZoeハイライト動画を作る機能も健在。これは旅行時などに使うと楽しい。

 自分撮りはちょっと特筆すべき。自分撮り用のインカメラの画素数が500万画素に上がったのだ。どの観光地へ行っても、インカメラで自分と背景の両方を撮る人を必ず見かける昨今、こうなってくるのは必然的だったろう。

photo 自分撮りモード。ちょっと目線がずれてるのは私が撮ったタイミングが悪かったからです、すまん
photo 自分撮りの結果

 自分撮りモードで撮ると、セルフタイマーを2秒、5秒、10秒から選んでカウントダウンしてくれるので、0になる瞬間にレンズを見ればOK。そのバリエーションで、デュアルキャプチャ機能もある。メインカメラの画像にインカメラの画像を重ねる(逆も可)機能。風景と自分の両方を同時に写したい人におすすめ。最近、採用するモデルが増えている機能だ。

photo デュアルキャプチャの様子。重ねるインカメラ画像の位置は自由に変更できる。サイズは多少修正可。あまり大きくはできない
photophoto デュアルキャプチャの写真(写真=左)。さあ食べますよ、という雰囲気で(写真=右)

 最後にパノラマ360。通常のカメラモードにも横方向のパノラマ撮影機能はついているが、パノラマ360は上下も含めた「全天球パノラマ」を撮影する機能。画面上に四角い枠がでるのでそれが中央にくるよう端末を持ったまま身体を動かすのだ。左右のみならず上も下も撮らねばならないのでかなり手間ではあるが、無精せず、身体ごと回るのが正解。

 すると、こんな絵が撮れる。よく見ると天頂から真下まで全部含まれてるのが分かるはずだ。

photo
指で全天球パノラマを動かしてみたの図。このように自由にぐるぐる動かせる

 これをギャラリーのアプリでぐるぐる回して観たり、端末を動かすとそれに応じて写る範囲が変わったりと楽しめるのである。

基本性能は結構安定。Zoeとデュオカメラを楽しめるなら買い

 結論としては、カメラとしての基本性能は高いので、普通に使っても十分楽しめるし、Zoeやデュオカメラを面白がれる人ならぜひ手にとってみようという感じ。

 ただ、一番面白い「デュオカメラ」を使った機能を使いたい人はぜひ冒頭に書いたように撮影設定に注意すること。そこが残念ですわ。ついでにいえばギャラリーでサムネイル一覧が出たとき、デュオカメラアイコンでもついてて、UFocus効果などをかけられるかどうかが分かるようにしてほしい。

 普段はデュオカメラで遊び、旅行時なんかはZoeであれこれ撮りまくってハイライト動画で楽しむなんてのも乙かと思う。

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