NTTドコモ向けの「Xperia Z3 SO-01G」が10月23日に発売されるほか、「Xperia Z3 Compact SO-02G」は11月中旬の発売を予定している。Xperia Z3はKDDIとソフトバンクモバイルも発売するが、小型モデルのXperia Z3 Compactを国内のキャリアで発売するのは(現時点では)ドコモのみ。Z3かZ3 Compactのどちらを買うべきか悩んでいる人も多いだろうが、見どころを予習しておきたい。まずは外観編をお届けしよう。
Xperia Z3 SO-01GとXperia Z3 Compact SO-02Gいずれも、基本的なデザインやボディカラーはグローバルモデルと同じだ。Xperia Z3 Compact SO-02Gの前モデルにあたる「Xperia Z1 f SO-02F」は、グローバルモデルの「Xperia Z1 Compact」より前に発表されたこともあってか、ドコモ独自の製品名を採用したが、「製品名の“f”が分かりにくいという声があったため、今回は全世界で分かりやすいネーミングを採用した」(ドコモ担当者)とのこと。
ボディサイズと重量はXperia Z3が約72(幅)×146(高さ)×7.3(奥行き)ミリ、約152グラム、Xperia Z3 Compactが約65(幅)×127(高さ)×8.6(奥行き)ミリ、約129グラム。ディスプレイはXperia Z3が5.2型のフルHD(1080×1920ピクセル)、Xperia Z3 Compactが4.6型のHD(720×1280ピクセル)。バッテリー容量はXperia Z3が3100mAh、Xperia Z3 Compactが2600mAhで、いずれもユーザーが取り外して交換することはできない。内蔵ストレージ/メインメモリはZ3が32Gバイト/3Gバイト、Z3 Compactが16Gバイト/2Gバイトだ。2.5GHz駆動のクアッドコアCPUや、ISO感度が最大12800にまでアップした有効約2070万画素カメラ、単体でのハイレゾ音源再生、ステレオスピーカーなどの仕様は2機種とも同じだが、フルセグとNOTTVを視聴できるのはXperia Z3のみ。
ドコモのXperiaでは、これまでディスプレイ面に「docomoXi」ロゴが採用されており、一部のユーザーからは不評だったが、Z3/Z3 Compactではディスプレイ面のロゴは「SONY」に変更されており、代わりに「docomoXi」ロゴは背面に移動した。しかし肝心の「XPERIA」ロゴは背面下部の目立たない場所に追いやられてしまった(といってもグローバル版もXPERIAロゴは同じく背面下部にあるが)。
Xperia Z3とXperia Z3 Compactいずれも、SIMカードは従来のmicroSIMからnanoSIMに変更されている。ドコモの場合、新料金プラン(カケホーダイ&パケあえる)に申し込んでいれば、iPhoneとAndroidでnanoSIMを使い回すことができる(→ドコモのnanoSIM、新料金プランならiPhoneとAndroidで使い回せる)。Zシリーズでおなじみの、丸型のアイコニックな電源キーは継承しているほか、マグネット式の充電端子も備えている。ただしMicro USB端子は今回もキャップ付きとなっているので、充電には卓上ホルダやマグネット端子付きのUSBケーブルを使うのが望ましい。
背面はXperia Z3とXperia Z3 Compactともに強化ガラスを採用しているが、側面はZ3が金属、Z3 Compactは樹脂で作られている。また、Xperia Z3では4隅に強化樹脂を採用することで、落下時にキズが付きにくくなるよう配慮した。形状はXperia Z2よりもさらに丸みを帯びていて、手にしっかりとフィットする。
2モデルともXperia Z2と同様にディスプレイには耐久性をキープしつつ飛散防止フィルムは貼っていない。これにより、ディスプレイがよりキレイに見える、指紋が付きにくいといったメリットが生まれる。
Xperia Z3 Compactでは側面に樹脂を使うことで軽量化にも成功。重さはZ1 fの約140グラム、A2の約138グラムに対し、Z3 Compactは約129グラムとなった。側面には透明感のある素材を使っており、角度によって表情を変えてくれる。
次回のソフトウェア編では、Xperia Z2から進化した部分を中心にリポートしたい。
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