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» 2014年12月27日 10時40分 UPDATE

ITmediaスタッフが選ぶ、2014年の“注目端末&トピック”(ライター房野編):スマホへの興味がなくなった!? と不安になった1年間

2014年はスマートフォンや周辺機器を購入しない年だった。経済的な影響も大きいのだが、「これは絶対に買いたい!」と思う端末があまりなかったことが理由だ。そんな自分が快適に使った端末は……。

[房野麻子,ITmedia]

 2014年を個人的に振り返ってみると、スマートフォンに興味を失ってしまったのかと不安になるくらい端末や周辺機器を購入しなかった1年間だった。2013年までは商戦期に必ず1台は購入してきたが、2014年の冬モデルは購入を見送りそうだ。

 経済的な影響も大きいのだが、「これは絶対に買いたい!」と思う端末があまりなかったことが理由だ。2013年も言われていたが、スマートフォン全体の性能が上がり、機能が横並びで目立つ端末がなくなった。新しい端末をわざわざ購入して体験したいと思わなくなってしまった。今、使っている端末で何ら問題ない。

 人にスマートフォンを1台勧めなければならないとしたら、かなり悩むことになるだろう。正直、どれを選んでも大きな問題はないと思う。好きなサイズとデザインだけで選んでも、「それほど後悔はしないよ」と言ってしまいたい。一応はモバイル系専門ライターとして仕事をさせていただいているが、これでは無責任なこと極まりない。端末それぞれの魅力を伝えるべく精進していきたい。

 こんな自分が2014年に購入し、快適に使っているのが「AQUOS ZETA SH-04F」だ。フレームレスなソフトバンクの「AQUOS CRYSTAL」「AQUOS CRYSTAL X」、しゃべりかけてくるエモバーやGR Certified取得のカメラを採用した「AQUOS ZETA SH-01G」をうらやましく思う気持ちは大いにあるが、2014年の夏に発売された端末なので、もちろん現役まっただ中だ。iPhone 6 Plusと一緒に使っていると、5.4型の画面は大きいけれど、狭額縁のおかげで持ちやすいことを強く実感する。片手操作は難しい場合もあるが、手にいい具合に収まる感覚は、iPhone 6 Plusが今にも落としそうになるせいか、とてもありがたいと感じる。

 個人的な大トピックは、スマートフォンは裸で使う派の自分が、iPhone 6 Plusを使うにあたって初めてカバーを使っていることだ。大画面端末を好んで使ってきたので、大きなサイズは何も問題ないのだが、このツルッとすべって落としそうな背面デザインには、購入直後はかなり悩まされた。使っているカバーは背面にストラップがあるので、そこに指を入れて持つと非常に安心して使えるのがうれしく、カバーの楽しさと便利さも理解できた。しかし、本当は今でも裸で持ちたい。カバーのせいで、端末の薄さ、デザイン、手触りが無駄になっていると感じる。

 その点、iPhone 6は、ほどほどに画面が大きく、手に収まるサイズで持ちやすい。SIMロックフリー版を購入していたら、こちらをメイン端末として使いたいと思う。

photo 「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」

あっという間に使わなくなったウェアラブル端末

 年初にラスベガスで開催されるCES、2月末からバルセロナで開かれるMWCでは、大量のウェアラブル端末を見た。手首に付ける活動量計やスマートフォンの着信や通知を受けるスマートウォッチはもちろん、紫外線を測るネックレスや指輪、情報を表示する眼鏡、ヘッドマウントディスプレイも注目されていた。日本では、CEATECでメガネ型端末が至るところに展示され、つい先日は、まさしく着て心拍数を測れる端末「C3fit IN-puls」の販売が始まった。きっと2015年早々のCESでも、再び大量のウェアラブル端末が展示されることだろう。

 2014年はGoogleがスマートウォッチ用の「Android Wear」をリリースし、私も日本で最初に販売されたAndroid Wear端末「LG G Watch」を購入した。手首に通知が届くのは確かに便利で、使っている間はスマートフォンを見る回数が減ったかもしれない。しかし、1日1回必要な充電の面倒に負けて、すぐ使わなくなってしまった。今、私の手首には何もない。

photo 「LG G Watch」

 活動量計の「Fitbit zip」は、ボタン電池で長期間使えるため、かなり長いこと利用していた。しかし使っているうちにケースが傷み、取り替えなくてはと思いつつもケースだけ入手できる場所が限られており、忙しくなって購入タイミングを逃してしまったため、これも今はデスクに置きっぱなしになっている。

photo 「Fitbit zip」

 活動量計については、ユーザーもサービス提供者側も集めたデータをどうしたいのか、まだ楽しい使い方が見えてきていないように思う。アプリのデータを見て生活改善ができる人にはいいものだと思うが、そもそも規則正しい生活をしようと思っていない私は、生活のデータが得られても活用できないというのが本音だ。ただ、中年女性にありがちな貧血体質がどうにか落ちついたのでランニングの再開を目指しており、今は心拍数を測れるスポーツ用ウェアラブルデバイスに興味を持っている。

 スマートウォッチに関しては、やはりバッテリー問題が少しは解消されない限り、自分にとっては難しいデバイスだ。時計をしなくなって10年以上たち、ファッションとしての時計にも必要性を感じておらず、こんな自分に必要なウェアラブル端末は何なのだろうかと考えている最中だ。ひとまず、2015年早々に登場すると予告されているApple Watchを試すことになるだろう。

2014年後半は“格安SIM”と“格安スマホ”一色

 2014年後半は、“格安SIM”と“格安スマホ”についての仕事ばかりだった。マニア向けの製品だった格安SIMが、端末とセット販売されて格安スマホになり、一般ユーザーにも広がったという認識だ。目をつけて最初に売ったイオンはさすが商人だと思った次第。

 ただ、ジャーナリスト各氏が警告しているように、ターゲット層から考えて今後はサポートが大変になっていくと思う。SIMロックフリー端末を提供するメーカーやMVNOは、リテラシーの低い人たちでも使える工夫を施すことが必要だ。2015年もMVNOは増え、競争が激しくなっていくだろう。どんな施策を展開し、ユーザーに支持されるキャリアとなっていくのか注目していきたい。また、それを分かりやすく伝える努力をしていきたい。

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