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» 2015年07月23日 14時32分 UPDATE

ドコモ、世界主要ベンダーと行う5G通信の実験を拡大――新たに5社と合意

NTTドコモは、世界の主要ベンダー8社と行っている第5世代移動通信方式に関する実験をさらに拡大。新たにIntelほか5社と合意した。

[エースラッシュ,ITmedia]

 NTTドコモは、7月22日に世界主要ベンダーと行っている第5世代移動通信方式(5G)の実験を拡大することを発表した。

 5Gとは、10Gbpsを超える通信速度、LTEの約1000倍となる大容量化、端末数の増加や多様なサービスへの対応などを目指して研究が進められている次世代の移動通信方式。これまで同社は、5Gのさまざまな周波数帯を想定した通信技術についてアルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、Huawei、三菱電機、日本電気、Nokia、サムスン電子の8社と合意の上、2020年のサービス提供を目指して実験を行ってきた。

 これより新たに5社と合意し、Intelは5G対応端末に必要なチップセットの実験試作、Keysight Technologies(キーサイト・テクノロジー)とRohde & Schwarz GmbH & Co. KG(ローデ・シュワルツ)は5G実験結果などの測定器開発、パナソニックとは効率的な通信システム技術の開発、Qualcommとは5G通信技術についての実験と技術開発を進めていく。

リリース本文

 以下、リリースの本文です。

5Gに関する新たな実験の概要

1. 各ベンダーとの実験内容(予定)

企業名 実験内容
5Gデバイスの検討・実験 インテル 高速・大容量・低遅延・高信頼という5Gのコンセプトについて、スマートフォンやタブレットなどの携帯電話端末の小型・低消費電力のチップセットの試作等の実験を行います。
クアルコム 数Gbpsのピークデータレートを伴うモバイルブロードバンドの拡張を提供可能な小型・低消費電力の5Gデバイス実装の実現性を検討する実験を視野に入れた協力を行います。
測定器に関連する実験 キーサイト・テクノロジー 5Gでの利用が想定されている、高い周波数帯を広い帯域幅で使用した通信において、商用化される基地局と端末の通信性能を測定する技術の検討を行います。また、その状況下における電波特性の測定と解析、信号波形の生成と解析、Massive MIMOのアンテナ性能の測定技術の実験を行います。
ローデ・シュワルツ 5Gでの利用が想定されている高い周波数帯を広い帯域幅で使用した通信において、商用化されるMassive MIMO等の基地局と端末のアンテナ性能、基地局の通信の性能評価技術の検討を行います。また、その状況下における電波特性の測定と解析、信号波形の生成と解析を行います。
5G通信システム技術に関する実験 パナソニック 高い周波数帯や無線LANでの周波数帯など複数の周波数を組み合わせて効率的に通信を行うシステム制御技術や、5Gの通信技術に先進画像応用技術等を組み合わせたシステムソリューションの実験を行います。

2. 各ベンダーからのコメント

<インテル>

副社長 兼 コミュニケーションズ&デバイス事業部長 アイシャ・エバンス

5Gに代表される将来のネットワークでは、ネットワークとデバイス間を今まで以上に高度でインテリジェントに連携させたエンド・ツー・エンドのネットワーキングへの注力がより一層、求められています。インテルは、より高速、効率的、そしてインテリジェントなモバイル・ネットワークを実現させるシステムと技術を開発しています。日本は先進のモバイル技術の導入で常に市場をリードしており、ドコモは先進技術を推進する業界有数の企業です。5G規格の実現に向けドコモと協力できることを非常に喜ばしく思います。

<キーサイト・テクノロジー>

シニアバイスプレジデント兼CTO Jay Alexander

ドコモとの協業は、キーサイトにとって大変光栄なことであり、また、ドコモが進めている最先端の5G事業に当社の無線通信計測ソリューションと経験が加わることをうれしく思っています。5Gのビジネスは、当社にとって極めて重要な機会であり、業界を代表する企業と初期段階から協業していくことが、長期的に価値を創りだす最善の方法であると考えています。今回のドコモとの実験協力の契約は、無線通信計測におけるリーダーとしての当社の決意表明でもあります。

<パナソニック>

AVCネットワークス社 常務 CTO 岡 秀幸

パナソニックはドコモと協力して第5世代移動通信技術の確立に向けた技術開発および検証実験に参画することを大変光栄に思います。2020年およびそれ以降の当社のソリューション事業の発展において、大容量かつ低遅延の5G通信網は不可欠であり、この参画によって弊社の5G研究開発の加速が図れるものと確信しています。

<クアルコム>

Matt Grob, EVP & Chief Technology Officer

クアルコムはドコモと共に、高性能でスケーラブルな5G無線インタフェースを示すために協働できることをうれしく思います。我々は5Gを、モバイルブロードバンドの拡張、あらゆるモノのためのインターネット、および高信頼性が要求されるサービスを含む、将来の多様で拡張した接続性のニーズを満たす統一された枠組みであると考えています。

<ローデ・シュワルツ>

Roland Steffen, Executive Vice President Test & Measurement

ドコモのパートナーとして、電子計測の分野で培った当社の知識・経験を生かして5G技術の発展に異なる側面から貢献することが出来る事を大変光栄に思います。ローデ・シュワルツは4G LTE/LTE-Advancedにおけるグローバルな実績を強固な基盤とし、4Gから5Gへの発展に世界最先端の計測技術を以て継続的な貢献をしてゆきたいと思います。

3. 各社との5G実験協力のイメージ図

Photo

注意記載の実験内容は、現時点での予定です。実験内容の詳細、および各ベンダーの協力範囲については、今後各ベンダーと協議、検討してまいります。

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