7月1日(日本時間)より「Apple Music」がスタートしました!
「Apple Music」は、数百万曲という膨大な音楽を個人プラン月額980円(税込)で楽しめる音楽聴き放題サービス。類似のサービスとしては、最近話題の「LINE Music」や「AWA」があります。
音楽聴き放題サービスを利用する際に気になるのは、データ(パケット)通信量です。音楽は映像コンテンツと異なり聞きながら他の行動ができるため、比較的長時間の利用が可能。そのため気がつかないうちに大量のデータ通信を行ってしまうケースが起こりうるのです。
今回は、Apple Musicを利用した際のデータ量と、モバイルデータ通信を使わないで音楽を楽しむ方法について触れてみましょう!
Apple Musicを実際に使用し、モバイルデータ通信量を調べてみました。
以下は著者が選んだ5曲をダウンロードした際の通信量となります。
楽曲名 | DL時の通信量 | |
---|---|---|
ガッツだぜ!!(ウルフルズ) | 約5.7MB | |
特攻野郎Aチーム(オーケストラ版) | 約4.4MB | |
北酒場(細川たかし) | 約6.0MB | |
JIRENMA(ELT) | 約2.5MB | |
Cold Wind Blows(エミネム) | 約7.2MB | |
今回は著者が若いころに聞いていた曲ばかりをセレクト。ダウンロードした5曲の1曲あたりにおける平均通信量は5.2MB程度となり、10曲聞くと約52MBのデータ通信しているということになります。ただし、曲によって使われるデータ量に大きな差があったので一つの目安としてください。
これだけだと「大したこと無いのでは」と思いますが、毎日20曲を20日(合計400曲分)聴いたとしたら、約2GB(5.2MBx400曲)も利用することになります。月間通信量を3GBのプランで契約をしている人は、気をつける必要がでてきます。
毎日の通勤通学の移動時間にApple Musicを堪能したいという場合は、月間5GB以上使用できるプランのほうが安心できるかもしれません。
「格安SIMだから料金は安く済ませたいけど、Apple Musicもしっかり使いたい!」という人は、Apple Musicの「オフライン再生」を使ってください。これは自宅のWi-Fi環境下などで、事前に楽曲データのダウンロードすることで楽曲を聞くことができる機能です。
使い方ですが、まず気に入った曲はダウンロードします。Apple Music内、曲名横の「…」をタップすると、「オフラインで再生可能にする」という項目があり、タップするとダウンロードされます。すると次回以降はデータ通信を行わずに楽曲が再生できるようになります。
ダウンロードする際は、本体の容量に注意してください。63曲ダウンロードしてみたところ、425MBほど消費しました。つまり、300曲ダウンロードすると2GB使用する可能性があります。
3つのアルバムをダウンロードしただけで425MB使用することになりました。
曲をダウンロードしてあるとはいえ、勝手にモバイルデータ通信していないか心配な方もいると思います。その場合「Apple Music」はモバイルデータ通信を行わない設定が可能です。
「設定」→「iTunes & App Store」内の「モバイルデータ通信」をオフにすると、「自動ダウンロード」「iTunes Match」「Apple Music」に対してモバイルデータ通信を使わず、Wi-Fiのみで通信を行う設定となります。
逆に、モバイルデータ通信で「Apple Music」を使いたい場合は、この設定をオンにします。
この設定を使うことで、不用意なダウンロードや、音楽再生でのデータ量消費が抑えられるので、しっかりと使っていきたい機能の1つとなります。
また、本記事を執筆している時点では、「Apple Music」の対応機種はiPhoneやiPod touch、Mac、Windows PCです。しかし、秋からAndroidスマホにも対応し、格安SIM契約者に触れることも多くなると思います。その際、「オフライン再生」を上手に活用することで快適な格安SIM音楽ライフを楽しめるでしょう。
(布施 繁樹)
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