夜景ニーズってのはけっこうあるわけで、暗所編である。
まずはオーソドックな夜景から。このくらいの代表的な夜景なら6s系でも7系でもしっかり撮れる。でもよく見ると、7系の方がなんか華やかである。6s系の方が空がちょっとくすんでいる感じがある。
夜景が見栄えよく撮れるようホワイトバランスを調整してきたな、と思う。もう1つ、6sだけ光学式手ブレ補正が搭載されていないため、暗所ではISO感度が上がり全体にノイジーになるのも相違点だ。
で、どれがいいかといわれたら7系だよな、とは思う。ぱっと見た感じ夜景っぽくてきれいだもの。ちょっとブルーがかっててクールなのも都会の夜景っぽい。夜景を撮るなら7系である。
次は超暗所編。6s系は暗所に弱いといわれていた。夜景くらいならいいけど、もっと暗くなるとギブアップする傾向にあったのだ。7系ではそこで粘るようになったか。
それを探るために、夜、ライトアップもされてない、街灯もまともに当たらないジメジメしていて狭くて暗い地下水路脇に咲いていた彼岸花を撮ってみたのである。
結果は以下の通り。iPhone 6sはもう暗すぎてギブアップ。6s Plusはちょっと頑張った。7系は……ちゃんと撮れたのである。まぎれもなく深夜の彼岸花だ。
まあデジタルカメラなので、手ブレを気にせずガシガシシャッタースピードを落としたり、ノイズを気にせずガシガシISO感度を上げたりしてやれば、暗所での撮影を可能にできるのだが、ある程度のクオリティーを保ちつつとなるとムチャはできない。今回は暗部の処理を頑張ってここまで達したと思っていいだろう。
ここまで撮れたらもう何の問題もあるまい。えらいもんである。よく見るとピントもそれなりに合っているし。
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