コラム
» 2016年11月11日 14時45分 UPDATE

ふぉーんなハナシ:さらば「LTE」、ようこそ「4G+」「4G」

ついに、この時がやって来てしまいました……。NTTドコモが「LTE」を……。

[井上翔,ITmedia]

 9月14日、NTTドコモと同社回線を利用するMVNOサービス(格安SIM)のSIM(UIM)カードを入れたiPhone/iPadにおいて、iOS 10を適用すると通信状態の「LTE」表示が「4G」表示に変わる“衝撃的”な出来事が起こりました。

 「LTE」という表記にこだわりを持ってきたドコモ。それが「4G」という表記に改めたということは、携帯電話やスマートフォンに興味のある人たちにとっては本当にショッキングな出来事だったのです。

 となると、次なる焦点はiPhone/iPad以外のドコモ端末の通信状態表示も「4G」になるかどうか、というところです。どうしても気になってしまう筆者は、2016年冬モデルを2機種、自腹で購入してみることにしました。

さて、通信状態表示はどうなった……?

 1台は、ドコモとして初めてのVoLTE対応ケータイ「AQUOS ケータイ SH-01J」。「メインの携帯電話はケータイ(フィーチャーフォン)!」と決めている筆者にとっては待望の1台です。もう1台は、2017年3月以降に下り500Mbps(理論値)の通信に対応する「Xperia XZ SO-01J」。やはり500Mbpsの大波には乗らないといけませんからね。

筆者が購入した2機種 筆者が購入した「AQUOS ケータイ SH-01J」(左)と、「Xperia XZ SO-01J」(右)。購入に当たり、何台かのガジェットを売却することになったのは秘密です

 まず、SH-01Jの通信状態表示を見てみましょう。

SH-01Jの通信状態表示 SH-01Jの通信状態(兼電波強度)表示

 何と、「LTE」ではなく「4G」となっています。従来のドコモでは、LTE-Advancedサービス「PREMIUM 4G」においてのみ「4G」と呼んでいました。このサービスに非対応であるSH-01Jの通信状態表示が「4G」になっていることは、かなりの衝撃です。

 次に、SO-01Jの通信状態表示を見てみましょう。ドコモ向けのXperiaは、他キャリア向けのXperiaと比較すると、通信状態と電波強度の表示が分かれているという特徴を持っています(なので画面を見れば「ドコモ向け」か「それ以外向け」なのかすぐ分かります)。ドコモ向け機種の個性でもある、SO-01Jの分離した通信状態表示はどうなっているか……。

SO-01Jの通信状態表示 SO-01Jの通信状態表示

 こちらは、「LTE」ではなく「4G+」となっています。SH-01Jの表示から察するに、「+」はPREMIUM 4G対応であることを示しているのでしょうか。

 ともあれ、ドコモが通信状態表示から「LTE」を捨て去ったことには違いないようです

2016年冬モデル以降は「4G」「4G+」表示に統一

 というわけで、ドコモは2016年冬モデルから、通信状態の「LTE」表示を「4G」または「4G+」表示に置き換えました。複数の関係者から話を聞いたところ、この変更は、さまざまな議論を経た末に行ったものであるようです。同社では、既存機種のAndroid 7.0へのバージョンアップ予定を発表していますが、現状で「LTE」表示をしている機種については、OSバージョンアップと同時に「4G」または「4G+」表示にする予定だそうです。

 ちなみに、表示については、

  • PREMIUM 4G非対応機種→4G
  • PREMIUM 4G対応機種→4G+

 という分け方をしているそうです。従って、PREMIUM 4G対応機種がPREMIUM 4Gエリアにいると「4G+」表示、そうでないと「4G」表示――というわけでもありません。例えば、SO-01Jの場合は、LTE圏内では常に「4G+」になります。このことは、同機種の取扱説明書にも明記されています。

SO-01Jの取扱説明書 SO-01Jの取扱説明書によると、この機種ではLTE圏内で常に「4G+」表示になると書かれている。

 今回のドコモの取り組みにより、国内大手キャリアのスマホ・タブレットの新機種から「LTE」表示が事実上消えることになります。これも、時代なのでしょうか……。

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