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» 2017年11月20日 20時15分 公開

通信速度定点観測:UQ mobileが混雑時トップ! Y!mobileは平常運転――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線10月編) (1/2)

格安SIMを選ぶうえで料金と並んで重要な「通信速度」。本企画では主要な格安SIMサービスの通信速度を月に1回、横並びで比較する。10月のau回線を使ったサービスとY!mobileの測定結果を紹介しよう。

[小林誠,ITmedia]

 MVNOが提供している「格安SIM」を選ぶうえで、料金はもちろんだが、「通信速度」も重要な決め手になる。料金は各社のWebサイトやカタログに表示されていて比較しやすいが、通信速度は各社一律「下り最大150Mbps」「下り最大225Mbps」などと表記されており、実際のところどれだけの速度が出るのかが分からない。

 そこで、本企画では各社が提供している格安SIMの“実効速度”を毎月調査し、その結果を横並びで紹介している。今回は10月にテストした、au系通信サービスとY!mobileの速度をお伝えする。本企画がMVNOサービスを選択する際の一助になると幸いだ。

 10月のドコモ回線編は、以下の記事をご参照いただきたい。

SIM台紙の集合写真

通信速度の調査方法

 今回、テストを行ったのは以下の5サービス。

  • UQ mobile
  • mineo(Aプラン)
  • IIJ mio(タイプA)
  • au(LTE NET)
  • Y!mobile

 auのLTE NETはMVNOではなく、auのスマートフォンで利用するインターネット接続サービス。いわば“純正”の通信速度となる。Y!mobileも同様に、大手キャリアであるソフトバンクの回線をそのまま使っているので“純正”回線となる。

 調査条件は以下の通り。

  • 計測端末:ZenFone 3×4台
  • 計測アプリ:RBB TODAY SPEED TEST
  • 計測時間帯:10月26日(木)12時22分〜、18時00分〜、10月27日(金)8時50分〜
  • 計測場所:JR横浜駅西口
  • 計測回数:各時間帯・場所で1サービス、上下3回ずつ(平均値を掲載)

 通信測定のエラー、明らかにありえない速度(理論値超え)が表示された場合は再測定とした。各サービスの測定開始時刻は、テスト結果の表を確認してほしい。記事で明記している速度結果は特記がないものを除き、3回の平均値を取っている。

 本企画で紹介する通信速度は、時間帯や場所によって大きく変化するので、記事で紹介されている数値を100%うのみにせず、あくまで参考値としてご覧いただきたい。

午前:LTE NETとUQ mobileが首位争い IIJmioは不調

 まずは午前中の測定結果から見てみよう。

 午前中は通信が混雑しにくいので通信速度が伸びやすい。ドコモ編では下り平均速度のトップが48.11Mbpsだったが、au系サービスとY!mobileはどうか。

JR横浜駅西口での測定結果(午前) JR横浜駅西口での測定結果(午前)

 下り平均速度では、前回に引き続きau純正の「LTE NET」がトップ。45.42Mbpsと、前回から速度もアップしている。次点の「UQ mobile」も平均44.68Mbpsで絶好調だ。KDDIグループのサービス強し、と言ったところか。

 3位の「mineo(Aプラン)」は、下り平均10.36Mbps。前回2位を獲得した時は平均29Mbpsだったことを考えると見劣りするものの、スマホの利用には問題のない速度だろう。

 問題は「IIJmio(タイプA)」。下り平均0.73Mbpsと厳しい数字だ。前回までは平均2Mbps以上を維持していたのだが……。

 au系サービスの上り速度はおおむね1Mbps台後半から2Mbps台半ばに収まった。

 「Y!mobile」の下り平均速度は14.29Mbps。上り平均速度についてはトップの2.8Mbps。上下ともに前回より遅いが、とりあえず十分な速度は出ている。

JR横浜駅西口での測定結果(午前)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
mineo(Aプラン) 8:50 10.36 2.34
UQ mobile 8:50 44.68 1.69
IIJmio(タイプA) 8:50 0.73 2.06
au(LTE NET) 8:50 45.42 2.41
Y!mobile 8:54 14.29 2.8

午後:上下ともにUQ mobileがトップ!

 ランチタイムの測定は通信が混雑する。特に、MVNOサービスは速度の落ち込みが大きい傾向にある。ドコモ編では、17あるMVNOサービスのうち15サービスが下り平均1Mbps未満となった。au系サービスとY!mobileはどうだったのだろうか。

JR横浜駅西口での測定結果(午後) JR横浜駅西口での測定結果(午後)

 au系サービスが下り平均速度で軒並み厳しい結果を残す中、UQ mobileだけが平均67.57Mbpsとやたらと速かった。上り平均速度も5.66Mbpsでトップに立った。混雑のより少ない午前中よりも速い。2位の純正サービスですら、下り平均速度は16.91Mbpsだったというのに……。

 他のau系サービスは、mineoが下り平均0.23Mbps、IIJmioが0.37Mbpsと厳しい結果に。もっとも、ランチタイムのMVNOサービスは、ドコモ系も含めてこれくらいの速度がむしろ普通ではある。

 一方、前回より速度は落ちているものの、Y!mobileは下り平均13.18Mbps、上り平均4.49Mbpsと問題ない速度となっている。

JR横浜駅西口での測定結果(午後)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
mineo(Aプラン) 12:22 0.23 2.75
UQ mobile 12:22 67.57 5.66
IIJmio(タイプA) 12:22 0.37 1.62
au(LTE NET) 12:22 16.91 2.1
Y!mobile 12:27 13.18 4.49

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