気分は思わずアーティスト!?──「HP Pavilion Notebook PC dv2800/CT Artist Edition」これはスモウレスラーか(2/2 ページ)

» 2008年04月11日 11時55分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
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ベースとなるモデルはHP Pavilion Notebook PC dv2700/CTシリーズ

 ここからは、PCとしての機能やスペックをチェックしよう。

 まず、液晶ディスプレイは14.1インチワイド光沢(ウルトラクリアビュー)で、画面解像度は1280×800ドットだ。光沢タイプゆえ、画面への映り込みはどうしても気になるが、本機の場合は非光沢タイプは逆にふさわしくないだろう。一方で、液晶パネル下部にあるHPロゴがゴールド調になっているなど、細かい部分でこだわりを感じさせる。

 2基のメモリスロットや2.5インチのHDDベイ、バッテリーには底面から簡単にアクセスできる。ちなみに、バッテリーの容量は10.8ボルト55Whで、公称駆動時間は約3.5時間となっている。

14.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載する(写真=左)。液晶パネル上部にはWebカメラが内蔵されている(写真=中央)。ACアダプタのサイズは51(幅)×127(奥行き)×30(高さ)ミリ、重量は約480グラムで、電源ケーブルは3ピンタイプだ(写真=右)

 インタフェースについては、ベースとなる「HP Pavilion Notebook PC dv2700/CT」シリーズに準ずる形だ。本機と同日に発表された新モデル「HP Pavilion Notebook PC dv3000/CT」のように、eSATAポートは持たないが、HDMI(Ver.1.2a準拠)やIEEE1394、ExpressCardスロットなど必要十分なものを備えている。

前面は無線LAN電源スイッチ、赤外線受光部、マイク、2基のヘッドフォン端子が並ぶ(写真=左)。背面には排気口があるだけだ(写真=右)

左側面にはS-Video、アナログRGB、拡張ポート(Expansion Port 3)、有線LAN(100BASE-TX)、HDMI、IEEE1394、ExpressCardスロット、SDメモリーカード/メモリースティックPRO/MMC/xDピクチャーカード対応のメモリカードスロットが用意される(写真=左)。右側面はDVDスーパーマルチドライブ、2基のUSB 2.0ポート、FAXモデム、DC入力端子がある(写真=右)

 実際に使ってみると、Enterキーの右側にHomeやEnd、PageUpやPageDownキーが並んでいたり、キー入力時にカチャカチャと耳障りな音がしたりと気になる部分もあるが、下記のスペックで8万9880円という抜群のコストパフォーマンスは、それを補ってあまりある。

HP Pavilion Notebook PC dv2800/CT Artist Editionの主なスペック
CPU Core 2 Duo T8100(2.1GHz)
メモリ 1024Mバイト/2048Mバイト
チップセット Intel PM965 Express
HDD 120Gバイト(5400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
液晶ディスプレイ 14.1インチワイドウルトラクリアビュー
画面解像度 1280×800ドット
GPU NVIDIA GeForce 8400M GS
バッテリー容量 6セル(10.8ボルト55Wh)
バッテリー駆動時間 約3.5時間
無線LAN IEEE802.11n/a/g/b(インテル製)
本体サイズ 334(幅)×237(奥行き)×26〜39(厚さ)ミリ
重量 約2.5キロ
OS Windows Vista Home Premium

デザインだけでなく、9万円を切る抜群のコストパフォーマンスにも注目

 圧倒的な存在感を主張する唯一無比のデザインに引かれて買うもよし、デザインは譲歩して手ごろな価格のPCとして買うもよしと、なかなか魅力的な製品に仕上がったdv2800/CT Artist Edition。限定400台なので、今すぐHP Directplusにアクセス! と行きたいところだが、残念ながら本機の発売日は4月下旬以降の予定なので気をつけたい。また、OSはService Pack 1適応済みではなく、BTOで選べるのはメモリの容量(1Gバイトか2Gバイト)のみで、そのほかのスペックは固定だ。

 ただ、発売を前に全国7カ所のビックカメラ店舗内で展開中の「HP Directplus Station」で実機が展示される予定だ。気になるユーザーは足を運んでみるといいだろう。

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