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» 2010年01月18日 12時30分 UPDATE

2010年PC春モデル:最新CPUとともにフルモデルチェンジした13.3型モバイルノート――「VAIO S」

13.3型モバイルノートPC「VAIO S」は、CPUにCore iシリーズ、ディスプレイに16:9液晶を採用し、ボディデザインも改めた。直販モデルは全6色と豊富なカラバリを用意する。

[ITmedia]

Core i3、16:9液晶、WiMAX、新アプリなど大幅に仕様変更

 「VAIO S」は13.3型ワイド液晶ディスプレイと光学ドライブを搭載し、重量を2キロ程度に抑えたノートPC。性能と可搬性、価格面のバランスに配慮している。2010年春モデルは2009年秋冬モデルからフルモデルチェンジを果たし、ボディデザインから内部アーキテクチャまでを一新した。

tm_0118vaios01.jpgtm_0118vaios02.jpg ボディカラーはブラックで統一されている

 店頭販売向けの標準仕様モデルは「VPCS119FJ/B」の1モデルを用意し、1月23日に発売する予定だ。実売価格は15万円前後と予想される。プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium、オフィススイートはOffice Personal 2007を備える。

 CPUは2009年秋冬モデルのCore 2 Duo P8700(2.53GHz)からCore i3-330M(2.13GHz)に変更された。デュアルコアとハイパースレッディングによる4スレッド同時処理が可能な一方、動作クロック高速化技術のIntel Turbo Boost Technologyには対応しない。3次キャッシュは3Mバイトを備える。

 グラフィックス機能はCPUパッケージ上に搭載されたIntel HD Graphicsを利用する。チップセットはIntel HM55 Express、メインメモリは4GバイトDDR3 SDRAM(2Gバイト×2/PC3-8500)、HDDは500Gバイト(5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチだ。

 不意の落下や衝撃によるデータ破損を防ぐHDDプロテクションについては、ヘッド退避完了までの時間を従来比で140〜280%高速化し、落下距離10〜15センチで保護できるようにした(従来はデータ書き込み中にヘッド退避までの時間がかかり、HDD保護までの落下距離が20〜80センチに及ぶこともあった)。また、従来はWindows上で制御していたHDD保護機能をBIOSの制御下にしたことで、OSの起動中や休止状態への移行時でもヘッド退避が可能になった。

tm_0118vaios03.jpg 13.3型ワイド液晶ディスプレイは1366×768ドット表示/アスペクト比16:9になった

 液晶ディスプレイのサイズは13.3型ワイドと従来通りだが、1280×800ドット表示の16:10パネルから、1366×768ドット表示の16:9パネルに変更された。ソニーによる液晶ディスプレイの分類は、スタンダードな「VAIOディスプレイ」とされており、LEDバックライトと低反射コート付きのグレアパネルを採用する。新たに照度センサーを内蔵し、周囲の明るさに応じて液晶ディスプレイの輝度を自動調整する機能も持つ。

 通信機能は新たにWiMAX(受信最大20Mbps/送信最大6Mbps)を搭載。IEEE802.11a/b/g/n(送受信最大300Mbps)の無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRも備える。「PlaceEngine」技術を応用したユーティリティ「VAIO Location Search」も搭載し、無線LANでだいだいの位置情報を求めることができる。

 インタフェース類は、3基のUSB 2.0、4ピン(S400)のIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、ヘッドフォン、マイク、FeliCa 2.0、有効画素数31万画素のWebカメラ、指紋センサーを装備する。メモリースティック デュオ(PRO-HG対応)用、SDメモリーカード(SDHC対応)用、ExpressCard/34用のメモリカードスロットも持つ。

tm_0118vaios04.jpg マルチタッチ対応のタッチパッドと、独自ソフトを起動する2つのワンタッチボタンを装備する

 キーボードはアイソレーション型、ポインティングデバイスはマルチタッチ機能付きタッチパッドを採用。タッチパッドは、2本指によるフリックやズーム、1本指で円を描くことでスクロールを行うカイラルモーションに対応する。

 キーボードの上部には独自のメディアプレーヤーソフト「Media Gallery」を起動する「VAIO」ボタンと、サポートソフトの「VAIO Care」を起動する「ASSIST」ボタンが配置されている。一方、利用シーンに合わせて壁紙やショートカットの内容を切り替えられる従来機の「Switch」機能は省かれた。そのほか、写真・動画管理ソフト「PMB VAIO Edition」やランチャー「VAIO Gate」などの独自ソフトが付属する。

 本体サイズは329(幅)×228.5(奥行き)×27.6〜31.5(高さ)ミリ、重量は約2キロ。2009年秋冬モデルに比べて、横幅は14ミリ増えたが、奥行きは5.3ミリ、最厚部は2.5ミリ減っている。バッテリー駆動時間の公称値は標準で約30分減の約5時間、Lバッテリー装着時で約1時間減の約7.5時間となった。

直販モデルはCore i5/i7や5色の限定カラー、外部GPU、XPまで選択可能

 ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発売される。価格は10万9800円からだ。

 VAIOオーナーメードモデルでは、標準カラーのブラックに加えて、限定のブラック&シルバー、シルバー、ホワイト、ピンク、グリーンの全6色が選択できる。また、メッセージ刻印サービスにも対応する。

tm_0118vaios05.jpgtm_0118vaios06.jpg 直販限定カラーのブラック&シルバー

tm_0118vaios07.jpgtm_0118vaios08.jpg 直販限定カラーのシルバー

tm_0118vaios09.jpgtm_0118vaios10.jpg 直販限定カラーのホワイト

tm_0118vaios11.jpgtm_0118vaios12.jpg 直販限定カラーのピンク

tm_0118vaios13.jpgtm_0118vaios14.jpg 直販限定カラーのグリーン

 上位クラスのCPUも用意され、デュアルコアのCore i7-620M(2.66GHz/最大3.33GHz/3次キャッシュ4Mバイト)やCore i5-540M(2.53GHz/最大3.06GHz/3次キャッシュ3Mバイト)、Core i5-520M(2.4GHz/最大2.93GHz/3次キャッシュ3Mバイト)、Core i5-430M(2.26GHz/最大2.53GHz/3次キャッシュ3Mバイト)が搭載可能だ。

 グラフィックス機能は外部GPUのNVIDIA GeForce 310M(専用グラフィックスメモリ512Mバイト)、メインメモリは最大8GバイトのDDR3 SDRAM、データストレージは640GバイトHDD(5400rpm)や500GバイトHDD(7200rpm)、もしくは512Gバイト/256Gバイト/128GバイトのSSDが選べる。GeForce 310M搭載時には、独自の高画質エンジン技術「Motion Reality HD」も使えるようになる。

 OSは64ビット版のWindows 7 UltimateやWindows 7 Professionalに加えて、Windows 7 Professionalのダウングレード代行インストールサービスによる32ビット版Windows XP Professional(SP3)も用意されている。

 なお、VAIO S用のドッキングステーション「VGP-PRS10」も同時発売される。VGP-PRS10は4基のUSB 2.0、DC入力、アナログRGB出力、DVI-D出力、有線LANといった端子を装備する。予想実売価格は1万5800円前後だ。

tm_0118vaios15.jpg ドッキングステーション「VGP-PRS10」
tm_0118vaios16.jpg 装着時は本体の後方が持ち上がる

VAIO Sシリーズ店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO S VPCS119FJ/B 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i3-330M(2.13GHz) 4096MB(DDR3) 500GB 64ビット版7 Home Premium 15万円前後
VAIO Sシリーズ店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO S VPCS119FJ/B 13.3型ワイド 1366×768 Intel HM55 2層対応DVDスーパーマルチ CPU統合 約2キロ

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