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» 2010年08月16日 11時55分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「お盆は“デカイやつ”が売れますぜ」――2010年お盆のアキバ (1/4)

ASUSTeKのRadeon最強カード「ARES/2DIS/4GD5」が週末に滑り込み、Antecのフルメッシュミドルタワーケース「LANBOYAIR」が8月14日から一斉発売されるなど、お盆真っ只中でもアキバの新製品は止まらなかった。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「昨年より盛り上がっていると思います。いい傾向ですね」

og_akiba_001.jpg 8月13日午後2時ごろの中央通り

 取材した8月13日は、お盆シーズンで、かつ、近隣の東京ビッグサイトでコミックマーケット(コミケ)が開催されている期間ということもあり、中央通りの往来はとくに激しかった。それでも、PCパーツショップはマイペースで営業を続ける。あるベテラン店員氏は「まあ、みんながみんな自作PCユーザーではないですし、ウチの混み具合でいえば、普段の1〜2割増し程度でしょうか。ただ、今年は猛暑なので冷却パーツがよく売れているのと、はじめて自作するというビギナーの方が気持ち増えたことで、少なくとも良い方向に向かっている感触がありますね」と語る。

 そうしたなか、各ショップの売り上げをけん引しているのはグラフィックスカードだ。クレバリー1号店は「FF14特需が続いているのもあって、GPU目当てで来店される方は多いですね。一番人気はGeForce GTX 460の1Gバイトメモリ搭載モデルです。Radeon HD 5870やHD 5770もメーカー独自の特徴を備えたモデルはヒットしていますが、GPU単位でみると少し落ち着いた感がありますから」という。

 GeForceの勢いを加速させるように、ドスパラ秋葉原本店にはGTX 460カードで初の2Gバイトメモリ搭載カードとなるPalitの「NE5X460SF1142」が入荷していた。価格は2万4980円で、在庫は潤沢。同店は「メモリバンド幅は通常の1Gバイトモデルと同じですが、やはりメモリ容量の大きさを魅力に感じる人は多いようです。フルHD液晶2枚でデュアルディスプレイを構築している場合は、ビデオメモリがものをいいますから。ちなみに、オーバークロック仕様らしいですが、具体的に数値は現在調べています」と話していた。

 一方のRadeon陣営も負けていない。先週最も目立っていたのは、1枚の基板にHD 5870を2個搭載したASUSTeKの「ARES/2DIS/4GD5」だ。世界で1000枚のみ生産するプレミアムモデルで、価格は14万円前後から15万円前後のあいだ。Radeon HD 5000ファミリーの最高峰は2GPU構成のHD 5970だが、その性能はHD 5850を2個組み合わせたものと同等といわれている。ARES/2DIS/4GD5の性能はその上を行っており、Radeon最強カードとして以前から注目していたユーザーは多かった。それゆえに、発売後すぐ売り切れとなるショップが多く、取材時には街全体で品薄となっていた。TSUKUMO eX.は「2枚入荷したんですが、一人の方がセットで購入されました。4GPUでCrossFireXを構築する気だったかもしれません……」と驚いていた。

 ちなみに、ARES/2DIS/4GD5のパッケージは液晶ディスプレイや小型のPCケースにも匹敵する大きさがある。カード自体に3スロット占有の厚みがあり、全長も28センチ前後と長いが、さらにゲーミングマウスを付属し、それらを特製のアタッシュケースに封入しているのが、この大きさの理由だ。それでも売れ行きには影響がないらしい。フェイス秋葉原本店は「お盆というシーズンも手伝って、普通に持ち帰る人は多いですよ」と話していた。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg Palit「NE5X460SF1142」(写真=左)。ASUSTeK「ARES/2DIS/4GD5」(写真=中央/右)

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