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» 2012年01月10日 18時00分 UPDATE

80型の最強“ペンタブ”?:シャープ、80型の業務用タッチディスプレイ──第10世代の大型液晶パネルでビジネス・教育市場を推進

シャープが業務用のタッチパネル搭載80型ディスプレイ「BIG PAD」を投入。電子ホワイトボード+多目的ディスプレイとして、オフィスや教育現場への導入を推進する。

[ITmedia]

プロジェクター、黒板/ホワイトボードの代わりに 80V型タッチディスプレイ

photo 80V型の業務用タッチディスプレイ「BIG PAD(PN-L802B)」

 シャープは1月10日、80V型の業務用タッチパネル搭載ディスプレイ「BIG PAD(PN-L802B)」を発表。2012年1月31日に発売する。価格はオープン、想定実売価格は150万円前後。

 BIG PADシリーズは、プロジェクターあるいは(手書き)ホワイトボードの代わりに活用するシーンを想定したタッチパネル搭載の大型多目的ディスプレイ。2011年11月に発表した60V型、70V型モデルに加え、同社の“第10世代液晶パネル”を採用した現時点で最大サイズとなる80V型モデルを投入する。

 ポイントは、2012年2月現在世界唯一となる2880(幅)×3130(高さ)ミリの第10世代マザーガラスを採用したUV2A液晶パネルを用いた80V型の大型画面、明るさ(高輝度)、サイズあたりのコストパフォーマンスの高さ、関連機器連携による双方向性・デジタル化をシームレスに推進できる可能性など。付属する専用ペンを用いた電子黒板/電子ホワイトボードとして、文書データ上に手書きした内容をそのまま保存できる機能、タッチ操作で拡大/縮小/ページ送りといったプレゼンテーション利用など、会議室におけるプロジェクター+ホワイトボードや教育現場における黒板やモニターに代わる新たな利活用シーンを創造できる機器群として展開する。

 解像度は1920×1080ドット(表示画面サイズは1771.2×886.3ミリ)、最大輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は3000:1。タッチセンサーは赤外線カメラによる検出方式を採用(PN-L802Bのみ)し、応答速度40ms以下とする高速レスポンスを実現する超音波通信方式のタッチペンで操作可能。映像入力にアナログRGB、HDMI、RCA/コンポーネントを備える。オプションにインタフェース拡張ボード(PN-ZB101/DVI-D、アナログBCN、S-Video、コンポーネントBCN、100BASE-TX準拠有線LANなど)、フロアスタンド(PN-ZS80F/20万円前後)、タッチアプリボタン(PN-ZC01/3万円台)、アドバンストコントローラ(PN-ZP20/20万円前後)を用意し、業務に応じたカスタマイズも可能。対応OSは64ビット版含むWindows 7/Vista/XPで、ペン操作用「SHARPペンソフト」などを同梱する。


photophotophoto 「ペンでメモしながら示し、時にタッチ操作で拡大/縮小させながら。BIG PADはこのように分かりやすく、効果的なプレゼンテーションも行える。ノンTV/大型ディスプレイ・サイネージ市場は2015年度で400万〜500万台規模と加速度的に広がると思っている」(シャープの中山常務執行役員)。同社堺工場で生産した第10世代の液晶パネルを採用する。

 PC機器としては、タッチパネル搭載大型液晶ディスプレイ、あるいは液晶ペンタブレットの大型版を想像すると分かりやすい。PCを接続して表示する一般的な会議+プロジェクターと同じ利用シーン以外に、直接手書きしてデジタル文書として残す電子ホワイトボード機能、さらに本体背面に装着できるアドバンストコントローラ(専用のWindows 7搭載小型PC)により、1台の「みんなで使うコンピュータ」としても機能する。

 消費電力は約260ワット。会議・サイネージ用途のための別機器と比べ、同等サイズの大型プラズマディスプレイや従来の冷陰極蛍光ランプ搭載液晶ディスプレイより低消費電力で、暗室での利用を必要とするビジネスプロジェクターより明るく、より多目的に利活用できる点を強みとする。デジタル複合機との連携で表示内容の印刷やスキャン文書をそのまま表示、小型のタブレットと組み合わせて電子黒板+生徒用表示機器連携など、別途ICT機器やソフトウェアと連携した利用シーンも大いに想定できる。


photophotophoto オフィスプロジェクターや電子黒板/ホワイトボード系製品に代わる新たなICT活用ソリューションとして提案する
photophotophoto メニュー機能を手元で操作できるタッチアプリボタン(PN-ZC01)とホワイトボード用クリーナー(汎用ホワイトボード用)。この汎用ホワイトボードクリーナーでも、画面内の手書きデータを同様に消せる。タッチする範囲を識別し、ペンツールと消しゴムツールを自動的に切り替える仕組み(写真=左)。背面に装着できる小型PCもオプションとして用意する(写真=中央)

 「BIG PADはビジネスPCの高機能・情報量とタブレット・スマートフォンのユーザーフレンドリーさを組み合わせた、“みんなで使う”をテーマにした新しい製品・ソリューション。業務スタイルの変革を担う、大きなマーケットポテンシャルがあると見込んでいる」(シャープ 常務執行役員ビジネスソリューション事業統括の中山藤一氏)

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