冷静に考えて「iPad Pro」と「Surface Pro 3」で生産性が高いタブレットはどっち?ライバル機種と比較(2/2 ページ)

» 2015年09月11日 00時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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スライタスペンとキーボードカバー

 iPad Proを語る上で外せないのが、同時発表された専用のスタイラスペン「Apple Pencil」とキーボード付きカバーの「Smart Keyboard」だ。

 別売りとなるApple Pencilは筆圧と傾きの検知に対応し、圧倒的な反応速度によって「タイムラグゼロ」をうたっている。

iPad ProiPad Pro 筆圧検知と(写真=左)、傾き検知(写真=右)に対応する

→・本物の紙のような描き心地:動画で見る「iPad Pro」――現地で実際に触って確かめた

 詳細なスペックはまだ不明だが、これまでiPadで筆圧検知に対応するサードパーティのペンアクセサリは数多く存在し、「ペンを使いたい」という需要は確実に存在していた。純正アクセサリとして登場した意義はかなり大きいものとなりそうだ。

 一方でSurface Pro 3に付属するデジタイザペンは、N-trig製で筆圧検知が256段階というスペックを持っている。Apple Pencilのように傾き検知には対応していないが、大きな強みとしてデスクトップ向けのペイントソフトを利用できる点が挙げられるだろう。

iPad Pro Surface Pro 3に付属する「Surface ペン」

 今後、iPad向けの魅力的なペイントアプリが登場すれば、Apple Pencilがさらに有意義なアクセサリになることは間違いない。

 同じく別売りとなるSmart Keyboardは、キーボードとカバーが一体形のキーボード付きカバーだ。iPad Proとの接続は「Smart Connector」と呼ばれる専用端子を用いるため、Bluetoothによるペアリングや充電を必要としない。この点についてSurfaceシリーズのキーボード付きカバーとほとんど同じコンセプトといえるだろう。

iPad Pro Smart Keyboardを展開したところ
iPad Pro Smart Keyboardのキーボードを閉じてiPad Proを立てかけることで、動画などの鑑賞に適したスタンドとして使える
iPad Pro Smart Keyboardを閉じた状態

 Smart Keyboardにはタッチパッドが搭載されていないが、iOSはマウスカーソルによる操作にはもともと対応していない。ポインティングはタッチスクリーンで行い、キーボードは純粋に文字入力を補助するものとなる。

iPad Pro Smart Keyboardによって外付けキーボードを持ち歩く負担が激減するはずだ

 タブレットとキーボードを両方持ち歩くのは非常に面倒なことだが、Surfaceシリーズのキーボード付きカバーはその点を見事に解消していた。iPad Proも後追いという形にはなるが、テキストをよく打つユーザーにとって必須のアクセサリになりそうだ。iPad AirやiPad mini向けのSmart Keyboardを待ち望む声も既に聞こえてくる。

インタフェースの違い

 Surface Pro 3に備わるフルサイズのUSB 3.0ポート、microSDカードリーダー、ヘッドフォンジャック、Mini DisplayPort、カバー用ポートという比較的豊富なインタフェースと比べると、iPad Proの本体に搭載するインタフェースはLightning、ヘッドフォンジャック、キーボード付きカバーを接続するSmart Connectorのみと、必要最低限だ。

iPad Pro iPad Proのインタフェース

 そういった意味でも、Surface Pro 3はノートPCのイメージを色濃く残しているのに対し、iPad Proはあくまでタブレットの延長線上にあるという設計思想をあらためて読み取ることができる。

 繰り返しになるが、自分自身の使い方を振り返り、外にiPad Proを1台持ち出して必要な仕事ができるかを想像してみると、おのずと必要なものが見えてくるかもしれない。

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