auの販売ランキングは、新機種の「Woooケータイ W53H」(日立製作所製)と前機種の「EXILIMケータイ W53CA」(カシオ計算機製。2007年8月発売)の争いが激しい。
2007年冬商戦で3回連続の首位を記録するなど、一躍最人気機種になったEXILIMケータイ W53CA。対して、新機種数が乏しかった2007年秋冬モデルで、唯一気を吐くWoooケータイ W53H。12月第5週にWoooケータイ W53Hが念願の首位を獲得するもの、1月第1週はEXILIMケータイ W53CAが再度奪い返すという、携帯メーカーのブランドを背負った“ナントカケータイ”同士で争いを繰り広げている。
続いて、シャープ製の「W52SH」、東芝製の「W53T」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「W53S」がランクイン。2007年秋冬モデルは東芝製の「W55T」(12月第5週:6位、1月第1週:8位)、京セラ製の「W53K」(12月第5週:9位、1月第1週:6位)、「INFOBAR 2」(1月第1週:10位)が入っている。
auは、2007年秋冬モデルのうち、新プラットフォーム「KCP+」を採用する3機種──「W56T」(東芝製)、「W54S」(ソニー・エリクソン製)、「W54SA」(三洋電機製)の遅れで、冬商戦の販売動向にも大きく影響があると見られたが、休暇中は好調の905iシリーズに劣らない動きを見せた。au端末は1月第1週のキャリア総合ランキングに4機種、そのうちEXILIMケータイ W53CA、W53SH、Woooケータイ W53Hが2位から4位の上位を占めるとともに、1月10日に発表された2007年12月の契約数も、大幅に減った11月に対し、大きく盛り返していた。
また、KCP+採用機種の遅れにより、2008年春モデルを前倒ししたと思われるシャープ製の「AQUOSケータイ W61SH」も1月9日から順次発売する。次回、前機種の2007年夏モデル、現行の秋冬モデルとともに、一足先に登場した2008年春モデル AQUOSケータイ W61SHが初登場で何位に入ってくるか楽しみだ。
ソフトバンクモバイルの販売ランキングは2007年12月第5週の結果から、やや順位の変動が大きくなった。
前回まで連続首位記録を「5」まで伸ばしていた“AQUOSケータイ第4弾”「920SH」が首位から陥落。スリム&シンプルな「705Px」(パナソニック モバイル製)と新色を追加した“PANTONEケータイ”「812SH」の2機種に追い抜かれた。
2007年最終週の12月第5週に初めて首位に立ったパナソニック モバイル製の705Px。まだソフトバンクモバイルがボーダフォンだった頃となる2006年第3週の「V502T」(東芝製)以来、じつに約1年半ぶりにシャープ端末の牙城を崩す快挙を成し遂げた。近年のシャープ端末はそれだけ、ソフトバンクモバイルでは特に強かった。
ただ残念ながら、年が明けた2008年1月第1週に再びシャープ製の812SHに抜かれ、三日ならぬ1週天下だった。シャープ製端末は812SHと920SH以外に、“AQUOSケータイ第2弾”「911SH」、プレミアムな極薄ワンセグ「THE PREMIUM 821SH」「THE PREMIUM 820SH」、シンプルなオトナ向けケータイの「GENT 812SH sII」が順当に入り、ランキングの6割を占める。その強力な布陣は2008年も大きく変わらないと予想される。
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