携帯電話と周辺機器を通じて、利用者の暮らしもデザイン――。KDDIが、au design projectの発展系となる新ブランド「iida」(イーダ)を立ち上げ、4月下旬から、新モデルをリリースすると発表した。

新ブランドiidaのロゴ。iidaというブランド名は、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字を取って付けられた。左はロゴの前で新製品の説明をするKDDI取締役執行役員常務 コンシューマ商品統括本部長の高橋誠氏、右はKDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏KDDIはこれまで、デザインにこだわった携帯電話のブランドとして「au design project」を展開してきたが、昨今のユーザーニーズが“機能やスペック”から“デザインや生活スタイルとのマッチング”にシフトしてきたことを受け、新ブランドiidaの立ち上げを決めたという。iidaでは携帯電話や周辺アイテムを通じて、利用者の“暮らし”をデザインする商品を継続的に提供する計画だ。
iidaの第1弾端末として登場するのは、プロダクトデザイナーの岩崎一郎氏がデザインした「G9」。合わせてワンセグや携帯電話で撮影した画像/動画を大画面に映し出せる超小型プロジェクター「Mobile pico projector」も限定3000台で発売する。
以降、前衛芸術家の草間彌生氏が手がけるアートとしての携帯電話「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」や、何気ない心地よさをテーマとした携帯電話「misora」をリリースする予定。また、インテリアのアクセントとしても使える5種類のACアダプターもラインアップした。
iidaブランドの新製品は、4月8日から東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオで展示する。
なめらかな金属で上質感を表現――iida第1弾端末「G9」
ケータイとつなぐプロジェクター、最大投写サイズは63インチ――Mobile pico projector
草間彌生氏が手がける“アート”な携帯電話3作品――「iida」Art Editionsモデル
優しさがあるデザインを採用、ユーザーの“心地よさ”を追求したシンプルケータイ「misora」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.