待受画面からWebサイトやツールなど、さまざまな情報にアクセスできる「ウィジェット」や「ガジェット」などのサービスも、手軽な検索ツールとして活用できる。今回は各社のウィジェット/ガジェットサービスを使って効率よく検索する方法を紹介したい。
ドコモは2008年冬モデルから、多くの現行機種が「iウィジェット」に対応しており、ウィジェットアプリ(iアプリ)を使ってGoogle検索や乗換案内、現在地確認などを簡単に利用できる。ウィジェットアプリは最大8個を登録でき、待受時にウィジェットキーから呼び出せる。
プリセットされている「Googleウィジェット」を利用すれば、Webサイトにアクセスせずに検索ができる。このほか、ウィジェットから「Googleトランジット」「Googleマップ」「Gmail」「Picasa」にもアクセスできる。
手軽に検索ができて便利なiウィジェットだが、よく使うウィジェットだけを待受画面に登録する、といった使い方はできない。ウィジェットを利用するにはウィジェットキーから一覧を呼び出す必要がある上、呼び出してから一覧が表示されるまでにやや時間がかかり、スムーズに利用できるとは言い難い。“素早い検索”にこだわるのなら、Googleウィジェットよりも(前回解説した)画面メモ登録した「Googleモバイル」を使う方が速いだろう。
なお、ウィジェットアプリは「iアプリ」なので、シャープ製端末などiアプリを個別にショートカット登録できる機種は、Googleウィジェットをショートカットに登録しておくといいだろう。
ソフトバンクモバイル端末は、待受画面に登録した「モバイルウィジェット」からツールやWebサービスなどを利用できる。モバイルウィジェットはオープンプラットフォームを採用しており、個人のクリエーターが自由にウィジェットを作成できるのが大きな特徴。ドコモのiウィジェットよりもウィジェットの種類が充実しており、意外な“掘り出し物”が見つかることも多い。
また、モバイルウィジェットはタッチパネルを使った操作にも対応しており、物理キーを押さずにウィジェットの起動や検索ワードの入力ができるのも便利だ。
検索関連のウィジェットもいくつか公開されている。中でもYahoo!関連のウィジェットが充実しており、その1つとして「Yahoo!検索」ウィジェットを利用できる。機能はシンプルで、検索ウィンドウからキーワードを入力して「検索」ボタンを押すと、Yahoo!モバイルで検索ができる。
Googleは公式ウィジェットではないが、「Google検索」ウィジェットが配信されている。Yahoo!検索ウィジェットと同じく、キーワードを入力して「検索」ボタンを押すと、Googleモバイルで検索ができる。
特に便利なウィジェットとしてお勧めしたいのが「検索アシスタント」だ。このウィジェットでは、「Googleモバイル」「Yahoo!モバイル」「Yahoo!オークション」「gooWikipedia」「価格.com」「Yahoo!辞書」「Yahoo!和/英辞書」「Amazon.co.jp」「S!コンテンツストア」という9つの検索サービスを利用できる。検索ウィンドウに調べたい言葉を入力して、虫眼鏡のアイコンを押すか、ウィジェット右端の「MENU」から検索サービスを選んで検索する。
9つの検索サービスすべてを使った一括検索はできないが、単体でのモバイルウィジェットが提供されていない「価格.com」と「amazon.co.jp」を利用できるのは便利だ。初期設定では検索サービスはGoogleになっているが、「クイックサーチ」に指定すれば、任意のサービスで毎回検索できる。
このほか、「goo Wikipedia」「Yahoo!モバイル」「Googleモバイル」「Yahoo!ニュース」「Googleニュース」「Yahoo!知恵袋」から検索ができる「かんたん検索」もある。
「jigブラウザ9」ソフトバンク公式版(月額630円)向けには「jigマルチ検索ウィジェット」が提供されており、「Yahoo!Japan」「Google」「goo(辞書)」「Wikipedia」「Yahoo!ブログ」「テクノラティ(ブログ)」「YouTube」「Amazon.co.jp」「価格.com」「Yahoo!オークション」「オークファン」「find2ch」を使った検索が可能。検索できるサービス数は12種類と検索アシスタントよりも多いので、jigブラウザ(公式版)ユーザーはチェックしてみるといいだろう。
上記5つのウィジェットはいずれも無料。アクセスは下記のQRコードから。
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