ソニエリの“GreenHeartケータイ”、日本で登場する可能性は?:ふぉーんなハナシ

» 2009年09月11日 23時11分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが、使用済みの試作機から金を抽出して携帯電話の半導体に使用する“金の資源循環プロセス”を開始した。一方で、英Sony Ericssonは2009年6月、「GreenHerat」というコンセプトのもとに、CO2排出量の削減をはじめ、環境負荷を低減するための宣言をした。あわせて、このコンセプトに基づいたモデル「C901 GreenHeart」と「Naite」を発表した。

 資源循環プロセスの説明会では、C901 GreenHeart(以下「C901」)が参考商品として展示されていた。C901は個装箱を従来の1/4から1/5ほどに小型化しており、片手で持てるほど軽い。端末の素材に再生プラスチックを使用している。パッケージ内にはプラスチック類のものは使っておらず、バッテリーパックは紙で包まれている。また取扱説明書を同梱しない代わりに、ケータイ用の電子マニュアルを採用した。端末の質感やデザインが過剰な“エコ仕様”になっていないのも好印象だ。

 同社は「今後もGreenHeratの取り組みを製品全体に広げていきたい」としているが、国内でC901のような製品が登場するかは「未定」とのこと。国内携帯の商品化はキャリアの意向が大きく反映されるため、GreenHeratにキャリアが賛同しないと、商品化は難しそうだ。ケータイの箱は意外とかさばるので、ユーザーにとってもパッケージが小さいのは歓迎! という人は多いのではないだろうか。GreenHeartプロジェクトが日本でも導入されることに期待したい。

photophoto 比較対象がないので分かりにくいが、C901のパッケージは片手で楽に持てるほど小さい(写真=左)。C901のパッケージ内容(写真=右)
photophoto 本体の裏面には“Cyber-shot”のロゴが。C901はコンパクトなストレート型Cyber-shotケータイでもある

 ちなみに、資源循環プロセスを用いたケータイは2010年にau向けに発売される予定だが、「このモデルはC901のように環境保護を打ち出したものにはならない」(ソニー・エリクソン)という。過去には、NTTドコモがケナフ繊維強化バイオプラスチックを用いた「N701iECO」を発売したが、ソニー・エリクソンの資源循環プロセスで製造された半導体を用いたケータイは、通常モデルと変わらない。新しいWalkman PhoneやCyber-shotケータイ(今後発売されるとして)などの半導体に使われる可能性もあるだろう。

photophotophoto 「GreenHeart」のポスター。個人的に、写真左の“ダンボール型ケータイ”のデザインに惹かれた
photo Sony EricssonのGreenHeart活動について

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