デザインコンテストのグランプリ作品が注目を集めるCEATECの富士通ブース。その一角に「プロジェクトF」なるコーナーが設置されていた。
これは、“これからのケータイデザイン”のあり方をトップクリエイターに提案してもらおうという試みで、放送作家の小山薫堂氏がコンセプト、ITアーティストの猪子寿之がコンテンツ、プロダクトデザイナーの山中俊治氏がプロダクトを提案していた。

10のつぶやきから出てきた猪子寿之氏のUIコンセプトは「上下の画面を、表示系画面と操作系画面に分離」「操作画面を、全く見なくても良い」「画面の中に、無限の空間を感じるようなデザイン」「操作すると、美しい」というもの。それをUIに落とし込んだ今回の「プロジェクトF」と「デザインコンテスト」は、富士通が“さらに上のケータイデザイン”を目指すための取り組みで、「富士通内部の人に、外部からの刺激を受けてもらう」(説明員)のが狙い。2つの取り組みからは、業界の中にいると見えなくなりがちな新たな視点や価値を見いだせたという。ただ、両プロジェクトの作品とも、そのまま製品化する予定はなく、今回の取り組みで得た感覚を、今後のケータイ作りに生かしたいとしている。
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