ドラマで使われるケータイたち2009年夏──ソフトバンクモバイル+その他編“お父さん”が意外なシーンで登場?(2/3 ページ)

» 2009年10月23日 19時04分 公開
[青山祐介,ITmedia]

山Pは浴室でT001をビニール袋に、北川景子はメールを「保護」

 ここまで紹介したソフトバンクモバイルをはじめ、ドコモ、auがスポンサーとして参画していないプライムタイムのドラマが、今クールは4本もある。夏クールでは「ブザー・ビート」を放映したフジテレビ系月曜21時台の「月9(ゲツク)」枠は、従来から携帯電話会社のスポンサーが付いていなかったが、TBS系水曜21時の「となりの芝生」、日本テレビ系水曜22時の「赤鼻のセンセイ」、テレビ朝日系金曜21時の「コールセンターの恋人」、同じくテレビ朝日系金曜23時15分放映の「メイド刑事」の4本にも携帯電話会社のスポンサーが付いていない。

 とはいえ、作中でもケータイは活躍しており、「赤鼻のセンセイ」を除く4本ではauケータイが使われていた。中でも「ブザー・ビート」「となりの芝生」「コールセンターの恋人」では、エンドロールに“美術協力”や“持道具協力”として「KDDI」のクレジットがしっかり入っていた。「赤鼻のセンセイ」では、院内学級が物語の舞台ということもあり、シリーズ全般でケータイが登場するシーンはなかった。

 「ブザー・ビート」は実業団プロバスケットボールチームを舞台に、山下智久、北川景子、相武紗季、貫地谷しほりらが織り成す青春ドラマだ。20代の登場人物が多いだけあり、ケータイでコミュニケーションを取るシーンは数多く見られた。前クールの「婚カツ!」では、ドコモとソフトバンクモバイルが撮影協力に名を連ねていたが、月9枠は最近、KDDIが撮影協力しているケースが多く、夏クールもKDDIだった。

 主な出演者では、東芝「dynabook」のCMに出ている山下智久が東芝製の「フルチェンケータイ T001」。北川景子が「SH001」、貫地谷しほりが「ケースのようなケータイ NS02」と思われる端末を使用。男性では溝端淳平が「CA001」、伊藤秀明が「P001」と思われるモデルを使用。山下のライバル役の金子ノブアキも、同じT001のスターズブラックと思われるモデルを使用していた。また、ほとんどのキャラクターがauケータイを使っている中、ただ1人ドコモの「SH-02A」を使っていたのが相武紗季。これは相武がNTTコミュニケーションズのプロバイダ「OCN」のCMキャラクターであることを配慮してのことかもしれない。

photophoto 山下智久が使っていた「フルチェンケータイ T001」(左)と北川景子が使っていた「SH001」(右)

 また、このドラマではケータイに関する描写に細かな配慮がなされているのも興味深かった。恋人の相武との連絡を欠かさない山下は、風呂にもケータイを持ち込んでいた。T001は防水モデルではないため、山下は開いた状態でビニール袋に入れて浴室に持ち込んでいた。「T002」に機種変更していれば、このような手間が省けたのかもしれない。また、後に恋人になる北川は、山下から受信した初めてのメールを「保護」していたのも印象的だった。

福田沙紀は「NS02」と「K002」を使い分け

 テレビ朝日系金曜21時台の「コールセンターの恋人」は、小泉孝太郎扮する商品企画の社員が、へき地のコールセンターに飛ばされ、そこで奮闘するという物語。千葉県の勝浦のさらに先にあるコールセンターの周囲では、携帯電話のサービスエリア外のため、コールセンターの電話を取るシーンは多く見られたが、ケータイが活躍するシーンはほとんど見られなかった。それでも、小泉孝太郎が昔の彼女との思い出の動画を「G’zOne CA002」で見たり、その恋人役である樋場早紀がなぜかモデル名をマスクした「K002」で小泉からの電話を東京で受けたりするシーンが見られた。

 同じくテレビ朝日系金曜23時15分放送の「メイド刑事」の枠は、3月までの冬クール以前はドコモがスポンサーに付いていたが、4月から6月の春クール「名探偵の掟」でスポンサーから外れ、ドコモケータイが登場するのみとなっていた。「メイド刑事」では撮影協力クレジットに名前はないものの、劇中ではauケータイが登場。主人公の福田沙紀がシリーズ序盤ではNS02を、後半ではK002を使用。女刑事役の中山恵が「W62P」を、暴走族レディース役のかでなれおんが「Woooケータイ H001」を使っていた。

photophoto 福田沙紀が使っていた「ケースのようなケータイ NS02」(左)と「K002」(右)

 TBS水曜21時台の「となりの芝生」は、前クールの「夫婦道」からスタートしたTBS水曜劇場の枠で放映されたドラマ。「夫婦道」では主にドコモ端末をベースに、大幅にアレンジした特定不明の端末を使用していたが、「となりの芝生」ではKDDIが撮影協力として入り、出演者はau端末を使用していた。ただ、橋田壽賀子が脚本の本作では、有名な「渡る世間は鬼ばかり」をはじめ、ケータイの登場シーンが少ないのが特徴。主人公の瀬戸朝香が、社長秘書を務める三浦理恵子と「Woooケータイ W63H」で連絡するシーンが見られたくらい。三浦理恵子は「W64K」と、いずれも最新機種ではないモデルを使っていた。

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