写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編)(1/2 ページ)

» 2010年01月25日 22時42分 公開
[園部修,ITmedia]

 NTTドコモから4月に発売予定のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia」は、日本市場向けケータイの開発経験を持つメーカーが手がけたAndroidスマートフォンという点で、これまでのAndroid端末とは大きく異なる部分がある。それが日本語入力システムだ。

 もちろん、国内で一足先に販売されたAndroidスマートフォン「HT-03A」にも、日本語入力システム「iWnn」が搭載されており、日本語はちゃんと入力できる。さらに、オムロンソフトウェアがオープンソースとして公開したOpen Wnnをベースとした「Simeji」や「Open Wnn フリック入力対応版」といったAndroid向け日本語入力システムも公開されている。

 しかし、Xperiaに搭載された「POBox Touch 1.0」は、iWnnを上回る快適さを実現している。物理キーでの入力に慣れている日本のケータイユーザーにとって、タッチパネルで文字を入力するのは、案外ストレスがたまるという意見をよく聞くが、もともとソニー製携帯電話やPDAなどで採用されていたPOBox Proをベースに、タッチパネルでの入力に最適化したというPOBox Touchは、そのストレスを少しでも軽減できるような配慮が随所に見られる。発表会場でXperiaを触ったメディア関係者の多くが、「これならiPhoneから乗り換えてもいい」と発言していたほどだ。

 POBox Touchを使って文字を入力するシーンでは、QWERTYキーかテンキーが画面に表示される。説明員の話では「QWERTYの方がPOBox Touchの良さを生かした入力ができる」とのこと。その秘密は、独特のキー面積にある。

PhotoPhotoPhoto POBox Touch 1.0のQWERTYキー。画面左下の[文字]キーをタップするとかな入力モード、アルファベット入力モード、数字・記号入力モードが切り替わる。かな入力モード

 上の写真を見れば分かるように、最初に表示されるかな入力モードのキーは、キーの大きさが均等ではない。しかも、よく見ると「Q」のキーがない。日本語入力に使用しないQキーを削除し、その分最もよく入力する「A」「I」「U」「E」「O」(母音)の面積を、ほかのキーより大きく取っているのだ。

 さらに、入力した文字に合わせて、次に入力される可能性の低い文字は画面から消え、その分母音のスペースが広くなるダイナミック表示に対応。消えないキーも、入力する可能性が高いキーのみを濃く表示するハイライト表示をすることで誤ったキーを押しにくくしている。

PhotoPhotoPhotoPhoto 「A」を入力して「あ」を確定したあと、「S」を入力すると、その後に絶対入力されることがない「W」「P」「S」などが画面から消え、その隣の母音のキーが大きくなる。また、そのほかのキーも表示が薄くなり、本来入力すべきキーが見つけやすくなっている。母音キーの拡張は適宜行われるため、「E」キーなどはその時々で広がる方向が異なっていたりする

 意外と入力する機会が多い記号も、日本語入力中にスムーズに入力できるよう、カギ括弧やエクスクラメーションマーク、クエスチョンマークなどの使用頻度が高い記号専用のパレットも用意されている。パレットはQWERTYキーボードでいうところのスペースキー二層等する部分に用意されており、1画面に4個ずつ、3画面分(全部で12個)が登録されている。スペースはすぐ隣にあるカーソルキーで右を押せば入力可能。配列は独特だが、入力のしやすさは一般的なQWERTYキーボードを上回る。

PhotoPhotoPhoto 画面下部中央に用意された記号アシスト機能(赤枠の部分)。句読点や「!」「?」などのよく入力する記号、カギ括弧、中黒、ハイフン、3点リーダーなどが簡単に入力できる。

 顔文字やその他の記号を入力する場合は、左下の[文字]キーの隣にある[顔文字・記号]キーをタップして候補を上部に表示させ、その中から目的の顔文字や記号を選べる。顔文字はいわゆる絵文字ではなく、記号を組み合わせた日本式の横向きのもの。記号は半角と全角が別々に用意されている。

PhotoPhotoPhoto 顔文字や記号を入力する場合は、キーの上部に変換候補を表示してその中から選択する
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