ドコモ、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」を提供開始

» 2010年04月05日 16時20分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 「衛星可搬端末01」

 NTTドコモが4月12日、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」の提供を開始し、同サービス対応の「衛星可搬端末01」を発売する。

 ワイドスターIIは、日本全土と日本沿岸から約200海里までをカバーし、広範囲での音声通話やパケット通信が可能になるサービス。パケット通信の下り速度は、「ワイドスター」の最大64kbpsから最大384kbpsに高速化したほか、料金はパケット通信単価を従来の4分の1以下とし、割引サービスも提供する。

※初出時に「ワイドスターII」の提供開始日が誤っていました。お詫びして訂正いたします。(4/5 17:36)

 新たなオプションサービスとして、ユーザー専用の無線回線(無線帯域)を用意する「帯域占有サービス」や、ワイドスターII専用のPtoP(Point to Point)データ通信ができる「ダイレクトコネクトサービス」、G3FAX機と接続可能な「FAXゲートウェイサービス」などを提供する。最大200拠点に対して、音声やFAX、メールの一斉連絡ができる「一斉同報通信サービス」も5月以降に提供する予定。

 料金プランは、月額5145円の「タイプM」、月額1万5750円の「タイプL」、月額1万6275円の「タイプリミット」(7月以降提供予定)を用意。パケット通信サービスは、12万5000パケット以下は月額1万500円、12万5000超〜80万パケット以下は月額1万500円+1パケットあたり0.084円、80万超〜100万パケット以下は月額6万7200円、100万パケット超は月額6万7200円+1パケットあたり0.084円となる。

 衛星可搬端末01のサイズは約180(幅)×196(高さ)×39(厚さ)ミリ。重さは約1.3キログラム。連続待受時間は約26時間、連続通話時間は約2.2時間。通信速度は下り最大384kbps、上り最大144kbps。全国のドコモ法人営業部門で受け付けるほか、今後は一部のドコモショップでも受け付ける予定。

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