シャープ製の「AQUOS SHOT SH008」は、2010年春モデルの「AQUOS SHOT SH006」の高機能を継承しながら防水仕様となったモデルだ。12.1メガピクセルのCCDカメラや「Wi-Fi WIN」、3.4インチのタッチパネルディスプレイなどを搭載し、水回りで高機能やリッチなサービスを使えることがコンセプトとなっている。
「AQUOS SHOT」シリーズの顔ともいえる、カメラ機能を強く訴えたデザインは受け継いでいるが、レンズの位置がリングの中央に移り、よりスッキリとした印象となった。また、SH006では有機ELだったサブ液晶が正方形の「メモリ液晶」となり、各色とも背面パネルの中央がシルバーに輝いている。

SH006と同じスペックを持つ、手ブレ補正、AF付きの有効約1210万画素CCDカメラ。脇には高輝度LEDフラッシュがある。ISO12800相当の高感度撮影や、シャープ独自の「ProPix」エンジンなどはSH006譲り(写真=左)。SH008では新たに43万画素のサブカメラをレシーバー脇に搭載。フルワイドVGAの壁紙サイズの写真を撮影できるほか、最近のauケータイでは珍しく、テレビ電話にも対応している(写真=右)
シャッターキーには同心円状のヘアラインが入っており、よりカメラを意識したデザインとなっている(写真=左)。ワンセグアンテナは先端に行くほど太くなる4段ロッドタイプで、先端には爪がかかりやすいようにマイナスネジの頭に似た溝がある(写真=右)基本機能や作りはSH006をベースにしているが、ハードウェアでは防水仕様となったことが大きな違い。それに伴い、本体の構造、特にキー側が大きく変更されている。まず、バッテリーカバーにはロック機構が設けられ、ボディ下端のスイッチを操作してロックを解除し、その下にある窪みに爪をかけてカバーをめくるように外す仕組みになっている。
SH006ではバッテリーカバー内ながら側面にあったmicroSDスロットは、バッテリーを外した場所に移動した。側面の外部接続端子のキャップには防水パッキンがあしらわれている。また、SH006ではヒンジ部から引き出す形だったワンセグ用アンテナは、側面に収納されている。


裏面に設けられたバッテリーカバーのロック。スイッチを左にスライドさせるとロックが解除される(写真=左)。microSDスロットは、バッテリーの奥に、au ICカードスロットと並ぶ形で設けられている。また、この写真では分かりにくいが、ロック機構そのものはバッテリーカバーではなく、本体側に設けられている(写真=中)。外部接続端子のカバーには、防水モデルではおなじみのパッキンがある(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.