世界21カ国で発売されている、Samsung電子のAndroid端末「Galaxy S」。OSはAndroid 2.1が採用されており、マルチタッチやFlash Lite3.1、ライブ壁紙などを利用できる。ソフトウェア編では、ホーム画面やウィジェット、カメラ機能を中心に見ていこう。なお、本レビュー記事に使用したGalaxy Sは海外向けの端末であり、日本での無線機器の使用を認める「技術基準適合認定」を受けていないので、Wi-FiやBluetoothなどのネットワークには接続せずに検証した。
Galaxy Sのホーム画面には標準的なAndroidのUI(ユーザーインタフェース)が採用されており、任意のウィジェットやアプリを画面に設置できる。ページは7つあり、左右にフリックすると切り替わる。ホーム画面の何もないところをロングタッチするとサブメニューが現れ、ウィジェットやショートカット、フォルダなどを追加できる。ウィジェットには通常の「Android Widgets」のほか、オリジナルの「Samsung Widgets」もある。
画面上部のステータスバーを下へスライドさせると、ほかのAndroid端末と同じく、新着メールや着信履歴などを確認できる通知パネルが現れる。Galaxy Sの通知パネルは、画面上部にWi-Fi、Bluetooth、サイレントモード、バイブレーションの切り替えパネルがあり、ウィジェットを使わずにこれらをオン、オフにできる。
ホーム画面右下にある「Applications」をタップすると、アプリ一覧が現れる。1ページに4×4のアプリと、画面下部に4つの固定アプリが並び、左右にフリックしてページを切り替える操作法はiPhoneとよく似ている。初期状態では、2ページ分にわたるアプリがプリセットされている。
キーロックは、初期状態ではディスプレイの点灯後に画面を左から右へフリックすると解除され、ディスプレイが消灯すると再ロックがかかる。これに加え、Android端末ではおなじみの、複数の点を結ぶロック解除パターンも設定できる。
壁紙は、Android 2.1から対応した「ライブ壁紙」も利用でき、10種類以上のコンテンツがプリセットされている。
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