スペインのバルセロナで2月14日(現地時間)、世界最大級のモバイル業界イベント「Mobile World Congress 2011」(MWC)が開幕した。2月17日までの4日間、通信キャリアや端末メーカー、チップセットベンダーなど、1300社以上のモバイル関連企業が一堂に集まり、製品やサービスを展示する。
業界恒例の一大イベントであるMWCに合わせ、今年も各企業からさまざまな発表があった。Sony Ericssonは“プレーステーション携帯”こと「XPERIA PLAY」と、Xperiaシリーズのミッドレンジモデル「Xperia neo」「Xperia pro」を13日に披露した。いずれもOSはAndroid 2.3を採用。1GHz駆動のSnapdragonによってキビキビと動作する。MWC会場では、多くの来場者が端末に触れていた。
また、日本で「GALAXY S」が好調な販売を見せているSamsungも、GALAXY Sに続く新モデル「GALAXY S II」と、Android 3.0採用のタブレット端末「GALAXY Tab 10.1」を13日に発表。MWCのSamsungブースではGALAXY S IIの展示コーナーに多くのスペースが割り当てられていたが、どこも人だかりができており、注目度の高さを感じさせた。

GALAXY S IIはNFCに対応。説明員によれば、2011年度の下半期にヨーロッパで商用サービスがスタートするという(写真=左)。GALAXY Tab 10.1はOSにAndroid 3.0を採用している(写真=右)。LG Electronicsのブースでは、裸眼3D表示対応のディスプレイと、3D撮影が可能なカメラを搭載したAndroidスマートフォン「Optimus 3D」と、3D撮影にも対応するAndroid 3.0採用のタブレット端末「Optimus Pad」を展示。ブースでは“3D機能”が大々的にアピールされていた。
そのほか、ZTE、Huawei、HTCといったアジアの端末メーカーもブースを構え、端末を展示している。また、MWCの会期中に新端末を発表するメーカーもあるようだ。+D Mobileでは、今後も各企業の注目トピックや講演の情報を掲載していく。


ZTEブース(写真=左)では、2011年度第1〜2四半期に発売予定のAndroid 2.3採用端末「Skate 4.3」が展示されていた(写真=中央)。防水対応のAndroid 2.2採用モデル「Rugged Blade」のモックアップもあった(写真=右)

巨大なモニターで自社のプロモーションビデオを流すHuawei(写真=左)。LTEデバイスの展示(写真=中央)や、会期中に詳細が発表されるAndroid端末「IDEOS X3」(写真=右)などが展示されている。X3は、ソフトバンクモバイルが発表した「004HW」に似ている
スクリーン、スピード、コンテンツを強化――Samsung電子が「GALAXY S II」「GALAXY Tab 10.1」を発表
動画で見るプレステ携帯「Xperia PLAY」――「Xperia neo」「Xperia pro」も登場
Samsungの「GALAXY Tab」に10.1インチモデル Android Honeycomb搭載
Samsung、デュアルコアCPU搭載のAndroid端末「GALAXY S II」発表
Xperiaに新モデル 「neo」とキーボード付きの「pro」
プレステ携帯「Xperia PLAY」発表 Android 2.3搭載、「PlayStation Suite」対応Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.