ドコモの富士通ケータイに搭載された「くーまん」に癒された:「くーまんはMNPしたでふよ〜」とか言いそう

» 2011年06月27日 15時44分 公開
[大滝啓也(MOBILEDATABANK),ITmedia]

 NTTドコモの2011年夏商戦向けモデルには、Android2.3搭載スマートフォンが多数ラインアップされ、テザリング機能が多くの機種で提供されるなど、なにかとスマートフォンの話題が豊富だった。しかしフィーチャーフォンにも“個人的に”注目すべき端末があった。

 なんとボーダフォン/ソフトバンクモバイルの東芝製ケータイにインストールされていた待受キャラ「くーまん」が、ドコモ向けの富士通端末に入っていたのだ。「F-09C」「F-10C」「F-11C」には“マチキャラ”の1つとして収録されており、F-09Cにはiアプリの「くーまんの部屋 3D」もプリインストールされる。

「くーまん」ってなに?

Photo F-09Cに搭載された「くーまん」

 ここでくーまんを知らない人のために、念のためくーまんとは何者かをおさらいしておこう。くーまんはDoraコミュニケーションズの3Dキャラクターで、“自由気ままな星の輪熊のあかちゃん”という設定。これまでソフトバンク向け東芝製端末にプリインストールされていたほか、公式ケータイサイト「くーまん★でふ」をドコモ、auを含めた3キャリア向けに月額315円でコンテンツを展開していた。ソフトバンク端末では、待受キャラとして利用できるだけではなく、搭載されたアプリ「くーまんの部屋」で着せ替えしたり、宝物をあげたり、くーまんの写真を撮ったりといった、“くーまんの相手”をする機能なども提供されており、熱烈なファンがいる。

 くーまんは、単純な待受キャラクターではない。おもしろいのは季節や一日の時間帯、GPS(GPS非対応機種は基地局から取得される位置情報)などの条件に応じて、「六本木で有名人にあったでふよ」、「夕ごはんおかわりして食べたでふよ」などとくーまんが「しゃべる」(音声ではなく、画面上に吹き出しとして表示される)のである。また、アプリ上の「さつえい」メニューではGPSなどの位置情報に応じて全国47都道府県に応じて撮影背景が変わるなど、今はやりの“位置ゲー”としての側面も併せ持つコンテンツでもあった。

くーまんが3Dに! Androidアプリも開発中!?

 今回のドコモの2011年夏モデル発表会の会場では、F-09Cにプリインストールされる「くーまんの部屋 3D」を試すことができた。

 くーまんの部屋 3Dは横画面専用アプリ。初回起動時には「名前」と「誕生日」を入力するように促される。名前を入力すると、その名前でくーまんが話しかけてくる。また、誕生日にはいろいろな仕掛けでくーまんが持ち主を祝ってくれる。

PhotoPhoto 「くーまんの部屋 3D」はiアプリ一覧から起動できる。横画面専用のアプリだ
PhotoPhoto 最初の画面で「スタート」を選ぶとくーまんの部屋に入れる

 起動が完了したら、「スタート」を選択するとくーまんの部屋に入ることができる。画面右に「宝さがし」「もようがえ」「MUSIC」「ヘルプ」の4メニューが用意され、「宝さがし」を選択すると「もようがえ」に必要なアイテムを発見できる。この「宝さがし」で得られるアイテムは位置情報、歩数計、湿度・温度センサー、時計など端末の状態によって変わる。また、今回は試すことができなかったが、この「宝さがし」で「音楽」を見つけてくることがあり、BGMに合わせてくーまんが踊り出すという演出も用意されている。

PhotoPhoto 「宝さがし」をすると「もようがえ」に必要なアイテムを見付けることができる。得られるアイテムは位置情報、歩数計、湿度・温度センサー、時計など端末の状態によって変わる
PhotoPhotoPhoto 宝ものを見付けるともようがえアイテムに収納される。もようがえがしたければ、メニューからカテゴリーを選び、アイテムを選択すればいい
PhotoPhotoPhoto 見付けたアイテムは都道府県別にリストアップされ、後で確認することも可能。ヘルプを見ると、宝さがしの結果はGPSや歩数計、湿度・温度センサー、時計などの影響を受けることが分かる

 マチキャラのくーまんは、前述の通りF-09Cだけではなく、F-10C、F-11Cにも搭載される。また、すでに発売されている「らくらくホンベーシック3」にも搭載されていることを、ツイッターのくーまんのアカウント(@kuman_info)でくーまん自身がつぶやいている。こちらも「電波レベル」「電池残量・充電状態」「温度・湿度情報」や「歩数計」などに応じてくーまんの台詞がいろいろ変わる。

PhotoPhotoPhoto F-09C、F-10C、F-11Cに搭載されるくーまんのマチキャラ。おなじみのノリで画面内を歩き回り愉快なメッセージを発する

 くーまんは、かつてボーダフォンからソフトバンクにブランド変更されたタイミングで、東芝製端末に搭載されなかったことがある。その後2006年秋冬モデルで復活搭載された際には開発チームに「お礼」メールが届いたとの“伝説”まである。くーまんはキラーアプリなのだ。

 前出のくーまんのTwitterアカウントでは、「レグザフォン向けアプリ『くーまんの部屋』もリリース間近!」というツイートがあった。Androidにくーまんが降臨する日も近いようだ。ソフトバンクモバイルには、2009年12月の「X02T」以降、東芝製端末が登場していない。ケータイでは、2009年6月の「かんたん携帯 832T」が最後となっている。つまり、今回ドコモの富士通端末にくーまんが搭載されたのは、“MNP”なのかもしれない。かつてくーまんにはまったソフトバンクの東芝ユーザーは、このことを知ったらどう動くだろうか。

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