ではISO感度を上げていくとどうなるか。
暗めのところではシャッタースピード低下による被写体ブレや手ブレが起きやすくなるので、ISO感度を上げた方がいいだろう。
なお、室内など暗いところで白っぽいものを撮ると、中央部がほわっと変色して写る。これはたぶん1年前にiPhone 4で発生して話題になったのと同じ現象で、まあ、とりあえずはそういうものだと思ってくださいとしかいえないかな。
さらにカメラ機能をあれこれ使いこなしてみる。
楽しいのでつい使ってしまうデジタルズーム。2本指のピンチイン・アウトでデジタルズームをかけられる。
さすがに4xデジタルズームだと画質が劣化するが、フルサイズでも普通にデジタルズームできるのはよい。フルサイズで見ないなら(Twitterやブログに上げるくらいなら)、さくっとデジタルズームしちゃってもいい。
もうちょっと凝った撮影をしたいときは設定メニューを開くわけだが、これを毎回いじるのはめんどくさい。
そんなときはショートカットを作る。標準では、設定のほかにフラッシュライトとカメラ切り替えボタンがついているが、さらに2つ追加できるし、フラッシュライトとカメラ切り替えの2つは他の機能に変更できる。つまり、よく使う機能を4つまで登録しておけるのだ。
フォーカスモードとか(顔認識やマクロへの切り替えに便利)、露出補正とか、コントラスト調整とか、手ブレ補正とか、ISO感度とか、設定メニューの奥には多くの機能が入っているので、そこからよく使うモノを4つだけ表に出しておけると思えばいいだろう。
コントラスト調整機能もある。いわゆる「暗部補正」で、暗部を持ち上げてダイナミックレンジを広く見せるというデジカメではお馴染みの機能だ。
オンにすると、影が柔らかくなり、全体にちょっと明るい感じになるのが分かると思う。逆光時や日差しが強いときなどに使うといい。
個人的には、ISO感度、コントラスト、手ブレ補正、露出補正の4つをショートカットとして登録しておくといいかなと思う。ただ、手ブレ補正はISO感度がオートの時じゃないとかけられないなどの制限はある。
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