“速い”のはそれだけで気持ちいい――「GALAXY S II SC-02C」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2011年07月29日 12時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

ではISO感度を上げていくとどうなるか。

PhotoPhoto 左からISOオート(ISO 64)、ISO 100
PhotoPhoto ISO 200、ISO 400
Photo こちらはISO 800

 暗めのところではシャッタースピード低下による被写体ブレや手ブレが起きやすくなるので、ISO感度を上げた方がいいだろう。

 なお、室内など暗いところで白っぽいものを撮ると、中央部がほわっと変色して写る。これはたぶん1年前にiPhone 4で発生して話題になったのと同じ現象で、まあ、とりあえずはそういうものだと思ってくださいとしかいえないかな。

GALAXY S IIのカメラ機能をもうちょっと使いこなす

 さらにカメラ機能をあれこれ使いこなしてみる。

 楽しいのでつい使ってしまうデジタルズーム。2本指のピンチイン・アウトでデジタルズームをかけられる。

Photo デジタルズームは2本指で。これはよい
PhotoPhoto ひまわりを狙ったがちょっと遠かった。そこでデジタル4倍ズームで撮影

 さすがに4xデジタルズームだと画質が劣化するが、フルサイズでも普通にデジタルズームできるのはよい。フルサイズで見ないなら(Twitterやブログに上げるくらいなら)、さくっとデジタルズームしちゃってもいい。

 もうちょっと凝った撮影をしたいときは設定メニューを開くわけだが、これを毎回いじるのはめんどくさい。

PhotoPhotoPhoto 設定ボタンを押すといろんな撮影メニューが表示される。フリックでスクロールさせると全部でこのくらいある。けっこう数が多い
PhotoPhoto 撮影モードは6種類。設定で目的の項目をタップするとサブメニューが表示される。もちろん横位置にするとアイコンが全部90度傾いてくれる。

 そんなときはショートカットを作る。標準では、設定のほかにフラッシュライトとカメラ切り替えボタンがついているが、さらに2つ追加できるし、フラッシュライトとカメラ切り替えの2つは他の機能に変更できる。つまり、よく使う機能を4つまで登録しておけるのだ。

PhotoPhoto メニューキーを押すとショートカット設定画面に。ここで下にあるアイコンから使いたいモノをメニューバーにドラッグすればOk。上手に使うとかなり便利になる。ショートカットを使えば、露出補正もさっとその場でできる

 フォーカスモードとか(顔認識やマクロへの切り替えに便利)、露出補正とか、コントラスト調整とか、手ブレ補正とか、ISO感度とか、設定メニューの奥には多くの機能が入っているので、そこからよく使うモノを4つだけ表に出しておけると思えばいいだろう。

 コントラスト調整機能もある。いわゆる「暗部補正」で、暗部を持ち上げてダイナミックレンジを広く見せるというデジカメではお馴染みの機能だ。

PhotoPhoto 左がノーマル、右はコントラスト自動調整オン

 オンにすると、影が柔らかくなり、全体にちょっと明るい感じになるのが分かると思う。逆光時や日差しが強いときなどに使うといい。

 個人的には、ISO感度、コントラスト、手ブレ補正、露出補正の4つをショートカットとして登録しておくといいかなと思う。ただ、手ブレ補正はISO感度がオートの時じゃないとかけられないなどの制限はある。

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