日本通信は8月1日、NTTドコモのFOMA網を使った音声通話メインの新しいSIM製品「スマホ電話SIM」を発売した。無料通話分込みの基本プランに、必要に応じてデータ通信オプションを追加できる。
スマホ電話SIMの音声プランは、月額1290円の「プランS」(無料通話1365円分:通話料21円/30秒)、月額2290円の「プランM」(無料通話分2835円:通話料18.9円/30秒)、月額3710円の「プランL」(無料通話分5250円:通話料14.7円/30秒)の3種類。SMSも利用でき、受信は無料。また送信料は1通3.15円だが、各プランの無料通話分から充当できる。
音声プランに追加できるデータ通信オプションは、通信速度が200kbps制限で使い放題の「U200」(月額1690円)と、下り最大14Mbpsの高速通信を2Gバイトまで利用できる「2GB定額」の2種類。音声プランとデータ通信オプションの組み合わせは、ユーザ−専用のサポートページ「My b-mobile」から1カ月単位で変更できる。
なおU200は動画再生や連続したデータ通信が利用できないが、8月下旬から提供される「Turbo Charge」に対応しており、下り最大14Mbpsの通信環境を100Mバイト/525円単位で追加できる。また2GB定額もTurbo Chargeに対応しており、月々の利用可能なデータ量を使い切った場合は100Mバイト/525円づつ追加でチャージできる。
プラン/オプション名 | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
音声のみ(データ無し) | 1290円 通話料21円/30秒 無料通話分1365円 |
2290円 通話料18.9円/30秒 無料通話分2835円 |
3710円 通話料14.7円/30秒 無料通話分5250円 |
U200(月額1690円) | 2980円 | 3980円 | 5400円 |
2GB定額(月額2990円) | 4280円 | 5280円 | 6700円 |
このほか、初期手数料として3150円とユニバーサルサービス料が必要。またキャッチホン(月210円)や留守番電話(月315円)、転送電話(無料)などの音声用オプションも用意し、国際電話への発着信と音声通話時の国際ローミングにも対応している。SIMカードは標準サイズとマイクロSIMの2種類を用意した。また最低契約期間は設けていない。
日本通信は、スマートフォンが一般層にも普及していることから、携帯電話として重要な音声通話サービスを重視。“電話MVNO”として新たな一歩を踏み出すと宣言した。今後は携帯音声網との相互接続やLTEにおけるフルIP電話など、電話MVNOとしてのサービスを整備・提供していくという。
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