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» 2013年06月10日 19時40分 公開

スマートフォン視聴は長くても10分程度:タイムシフトからプレイスシフトへ──DLPA、DTCP+のリモートアクセスをアピール (2/2)

[長浜和也,ITmedia]
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iOS、Windows 8 Modern UIでもリモートアクセス対応間近

 DLPA技術ワーキンググループ長で、デジオン製品企画部長の三阪英一氏は、DTCP+のリモートアクセス機能に対応したDiXiMリモートアクセスサービスと対応プレイヤーのデモを紹介した。このデモは、福岡、金沢、名古屋に設置したDLPA NASに録画したデータを、東京のスマートフォンとWindows 8導入PCからアクセスして視聴するものだ。

 DTCP+のリモートアクセスに対応するソフトウェアは、デジオンが用意しており、現時点では、対応デバイスにプリインストールする形でのみ提供する。ただし、DTCP+はソフトウェアで実現している規格なので、アプリパッケージにすべてのモジュールを統合して、汎用デバイス向けに配布することも“技術的には”可能だと、デジオンのスタッフは答えている。

説明会では無線LANで接続した東京のスマートフォンで、金沢や福岡、名古屋のDLPA NASに録画した地上デジタル放送を視聴した

NASに保存したコンテンツを選ぶと(写真=左)、利用するネットワーク回線にあわせて再生する解像度と転送レートを選択できる(写真=右)

 会場には、DTCP+に対応したNASや富士通のPC、スマートフォンも展示していたほか、デジオンでは、開発中のiOS版、そして、Windows 8のModern UI版のプレイヤーソフトのデモも行っていた。バッファローの「LS410DX」とアイ・オー・データ機器の「HVL-AT」シリーズは、スマートフォン視聴を想定したトランスコード機能を内蔵した リモートアクセス対応NASだ。HVL-ATでは、LTEを想定した1.6Mbps、または、1Mbpsと3Gを想定した0.6Mbpsにリアルタイムでトランスコードする。

 しかし、LTEの1Mbpsでも、1時間の録画データは450Mバイトに達し、主な定額プランのデータ容量制限である7Gバイトを15時間分の録画データでほぼ消費してしまう。この状況に対して、細野氏は、料金プランについてはキャリアが考えることと前置きした上で、スマートフォンによる動画視聴は数分、長くても10分程度を想定しており、それ以上は、公衆無線LAN、または、有線LANの利用を想定しているという見解を示している。(記事掲載当初、録画データの容量に誤りがありました。おわびして訂正いたします)

アイ・オー・データ機器のリモートアクセス対応NAS「HVL-AT」シリーズは、本体内にトランスコードエンジンを実装して、ストリーミングに適したビットレートと解像度にリアルタイムでトランスコードできる。6月下旬の出荷予定だ(写真=左)。バッファローのリモートアクセス対応NAS「LS410DX」も近日出荷予定という(写真=右)

開発中のiOS版(写真=左)とWindows 8 Modern UI版(写真=右)のリモートアクセス対応プレイヤーも動く状態でデモを行っていた

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