写真で解説する「AQUOS PHONE SERIE SHL23」

» 2013年10月07日 15時05分 公開
[小竹佑児,ITmedia]

 KDDIが2013年冬モデルとして11月下旬に発売を予定している「AQUOS PHONE SERIE SHL23」は、シャープ製のハイエンドモデルだ。前モデル「SHL22」から引き続き、シャープが独自に開発した「IGZO液晶」を搭載し、画面解像度をフルHD(1080×1920ピクセル、460ppi)に向上させた。バッテリーの持ちにもこだわり、3000mAhの大容量バッテリーを搭載した。さらには、フルセグや1630万画素CMOSカメラ、2.2GHzのクアッドコアCPUを採用するなど、従来の長所をさらに伸ばしながら今季のトレンドも手堅く押さえた。OSにはAndroid 4.2を採用し、2GバイトのRAM、16Gバイトのストレージ(ROM)を搭載する。

photophoto シャープ製の「AQUOS PHONE SERIE SHL23」。カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色

前モデル「SHL22」から進化したところ

 AQUOS PHONEといえば、省電力性に優れたIGZO液晶と大容量バッテリー、独自の省エネ機能「エコ技」の組み合わせによるバッテリー持ちの良さに定評がある。SHL23にもその路線は継承され、フルHDの高精細なディスプレイを備えながらも、電力消費を気にせずに使える仕様になっている。スタミナの指標となる連続通話/待受時間は現時点では、「検討中」となっているが、発表会の説明員によれば「SHL22よりも確実に良くなっている」とのことだ。

 前述の通り、ディスプレイにはフルHDのIGZOを採用する。今回の4.8インチはSHL22の4.9インチよりも0.1インチ小さくなっているが、解像度はフルHDに向上し、約1.5倍の高密度化を実現した。また、色相(H)、彩度(S)、明度(V)の3つの要素で色を調整し、人が美しいと感じられる色を鮮やかに表現する「HSV色空間」にも対応し、より高精細な表示が可能になった。なお、液晶画面には保護カバーガラスとして「Corning Gorilla Glass 3」も採用。耐久性を高めることで、故障原因として多い“液晶の割れ”を防げる仕様になっている。

 本体デザインはどのように変化したのだろうか。SHL22は、ディスプレイ部と背面の接合部が側面を覆い、若干の段差があったが、SHL23は側面部に段差のないデザインを採用した。これにより手にしたときのフィット感がさらに高まったように感じた。また、サイズは約70(幅)×140(高さ)×9.2(厚さ)ミリ、重さは約146g(いずれも暫定値)。幅はSHL22から変わらず、70ミリに抑えられている。厚さも約0.7ミリ小さくなり、従来よりもスタイリッシュな仕上がりになった。そして、ボディにはSHL22から引き続き、IPX5/7の防水、IP5Xの防塵加工が施されている。

photophoto 幅はSHL22と変わらない約70ミリ。厚さも9.2ミリに抑えられており持ちやすい(写真=左)。背面の両側面にはカーブがかけられており、手のフィット感を高めている。バッテリーの取り外しはできない(写真=右)
photophoto 上部中央にはキャップレスのイヤフォンジャック、左側にはmicroSDスロットとSIMスロットがある(写真=左)。下部には、Micro USB端子を搭載(写真=右)
photophoto 右側面には電源キーがある(写真=左)、音量はディスプレイの左下にある「+」「−」で調整する(写真=右)

 SHL22では非対応だったフルセグにも対応しており、テレビ番組の視聴だけでなく録画も可能だ。電波の受信レベルに応じてフルセグとワンセグを自動で切り替える機能も備えている。TVアンテナ入力にも対応するが、利用するには別売のTVアンテナケーブルとmicroUSB変換ケーブルが必要になる。

 通信サービスは、KDDIが発表した他の冬モデルと同様、基地局数が急拡大しているプラチナバンド(800MHz)のLTEに対応(下り最大75Mbps/上り最大25Mbps)。2.1GHzエリアの一部では下り最大150Mbpsの高速データ通信も可能だ。Wi-FiはSHL22から引き続き、802.11acに対応する。

photophoto SHL23には卓上ホルダが同梱される。ワンセグ/フルセグの切り替えは「自動で切替」だけでなく、どちらか一方のみに設定することもできる(写真=左)。本体上部には伸縮式のアンテナを搭載する(写真=右)
photo 周囲の明るさや照明の種類、操作する時間帯などに応じて自動で明るさを調整する「ユースフィットモード」もサポートする

夜景も明るく撮影できる16.3メガピクセルカメラ

photo 背面にはF1.9の明るいレンズを搭載する

 カメラはSHL22の1310万画素CMOSから1630万画素CMOSにアップし、F1.9のレンズを搭載する。機能面では、夜景や暗い室内など光量が少ないシーンでも最適な明るさで撮影できる「NightCatch」に対応。また、近景から遠景を自動で複数枚撮影して合成する「多焦点撮影機能」も備えている。構図全体にピントが合った写真を撮影できる。カメラの起動もスピーディで、ストレスを感じることはなかった。

photophoto 「NightCatch」を使った作例。オフにした状態では、前景の芝生が暗い写りになっているが(写真=右)、オンにすると明るく写る(写真=左)
photophoto 「多焦点撮影」を使った作例。オフにした状態では、後ろにある建物がぼけているが(写真=右)、オンにすると全体にくっきりと焦点が合う(写真=左)
photophoto カメラの撮影画面。右側にシャッター、静止画/動画の切り替え、ギャラリーボタン、上部と左側に設定関連のメニューが並ぶ(写真=左)。よく使うモードをワンタッチで起動できる「カメラウィジェット」も搭載されている(写真=右)

持つだけで操作できる「グリップマジック」

 “持つだけ”で操作を始められる新機能「グリップマジック」にも対応する。これは、本体を手にするだけで、画面表示がオンになるなど、ユーザーの操作をアシストしてくれる機能。電源キーを押さずに画面を表示できるので、片手でスムーズに操作を開始できて便利だ。また、急な着信時に本体を持つと、最小音+バイブに切り替えることも可能だ。さらには、持っているときに画面の回転をしないようにする設定もあるので、寝転びながら電子書籍を読んだり、Webを閲覧したりするときにも役立つ。

photophoto 「設定」内の「グリップセンサー」で本体を「持ったときの表示」を設定できる(写真=左)。「時計表示」「ロック画面表示」「表示しない」のいずれかを選べる(写真=右)
photophoto 通知バーの上部にある「ミュージックコントローラ」。音楽の再生/一時停止などを行える(写真=左)。「設定」の「ディスプレイ」で表示のオン/オフを切り替えられる(写真=右)
photophotophoto マルチタスクボタンをタップすると、「クイックランチャー」が表示される。アプリの「履歴」のほか、「お気に入り」「ミニアプリ」を利用可能(写真=左)。「ミニアプリ」では、小さい画面でYouTube動画などのコンテンツを再生できる(写真=中)。ロック解除画面(ウェルカムシート)は、SHL22は解除ボタンと時計の下に帯が敷かれ、写真が見えにくいデザインだったが、新モデルでは透過表示になり、写真を大きく表示できる(写真=右)

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