絵文字やデコメは?――iPhone 5s/5cに対応したspモードメールを使ってみた今日から始めるiPhone(1/2 ページ)

» 2013年10月09日 10時00分 公開
[村上万純,ITmedia]

 NTTドコモ向け「iPhone 5s」と「iPhone 5c」。は、発売された9月20日時点では、まだ同社が提供するスマホ向けメールサービス「spモードメール」に対応していなかった。10月1日4時にサービスの提供が開始され、iPhoneでも「〜@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使用可能となった。まずは、その設定方法を紹介しよう。今回はiPhone 5sを使って検証した。

spモードメールの設定方法は?

(1)Wi-Fiはオフにする

 まず、spモード利用設定は3G/LTE通信で行うので、Wi-Fi接続をオフにしよう。Wi-Fiの設定は、ホーム画面の「設定」→「Wi-Fi」か、ディスプレイ下部から上へスワイプすることで表示される「コントロールセンター」で行う。Wi-Fiのアイコンは左から2番目にある。

photophotophoto ホーム画面の「設定」→「Wi-Fi」でオン/オフを切り替えられる(写真=左、中)。ホーム画面で下から上へスワイプすると表示される「コントロールセンター」からも切り替え可能(写真=右)

(2)新規・MNPユーザーは、docomo IDとアドレスを設定する

 新規契約やMNPで購入した人や、メールアドレスを変更したい人は、事前に「docomo ID」を取得し、メールアドレスの設定をしておくと良い。新規契約やMNPの場合は、初期のアドレスは英数字の羅列になっており、そこからアドレスを変更すると再度spモード利用設定が必要になるからだ。 それぞれの設定は、ブラウザアプリ「Safari」を起動し、画面下部にあるバーの右から2番目の「ブックマーク」→画面左にある「サービス・メールなどの設定」から行う。docomo IDとパスワードの発行は右端にある「docomo ID/パスワードの発行・確認」で、アドレス設定は真ん中の「メール設定」からそれぞれ行う。docomo IDは、画面の案内に従って操作し、ネットワーク暗証番号を入力してからパスワードを設定すると登録完了だ。

photophotophoto ホーム画面下部右から2番目の「Safari」(写真=左)→画面下部右から2番目の「ブックマーク」(写真=中)→「ドコモお客様サポート」(写真=右)を選ぶ
photophotophoto お客様サポート画面中央左にある「サービス・メールなどの設定」(写真=左)→画面右の「docomo ID/パスワードの発行・確認」(写真=中)→「発行」をタップする。その際に、ネットワーク暗証番号の入力が必要だ(写真=右)

 メールアドレスは、「メール設定」→「希望アドレス」→「設定する」と操作し、半角英数字3〜30文字で入力する。そして、4桁のspモードパスワード(初期状態では「0000」)を入力して設定は完了。その後、セキュリティ面でspモードパスワードの変更が求められるので、推測されにくいものに登録しておこう。

photophotophoto アドレスの設定は、「メール設定」(写真=左)→「希望アドレス」(写真=中)と選び、アドレスとspモードパスワードを入力する(写真=右)

(3)「spモード利用設定」にアクセス

 これで事前準備はできたので、spモード利用設定を行おう。ドコモ端末からの機種変更の場合は、(2)のdocomo IDの発行やアドレス設定の工程を省ける。

 アドレス設定後の画面からそのまま設定できるが、Safariを終了させてしまった場合は、もう一度お客さまサポートを開き、ブラウザの更新ボタンをタップしたあと、右下の「spモード利用設定」を選ぼう。更新ボタンをタップする理由として、ドコモは「まれに画面が遷移しない場合があるため」と説明している。

(4)プロファイルをインストールする

 spモード利用設定にアクセスしたら、プロファイルをインストールしよう。spモードメールパスワードを入力し、「設定する」にチェックを入れた後、「インストール」をタップする。キャリアメールで利用する自分の名前を決める「アカウントのフルネーム」の設定画面になるので登録しよう。これで設定は終わりだ。メールアドレスを変更するたび、プロファイルの再インストールが必要になるので、注意が必要だ。

 なお、設定後にspモード利用設定を再び行うと、送受信メールが削除される場合があるので、注意しよう。

photophotophoto spモードの利用設定は、お客様サポートの「spモード利用設定」(写真=左)を選び、「spモード利用設定」をタップ(写真=中)。spモードパスワードを入力したあと、プロファイルのインストール画面になる(写真=右)

受信間隔は? Wi-Fi接続でも利用できる?

 spモードメールを使うには、iPhoneにプリインストールされている標準の「メール」アプリを利用する。Wi-Fi接続でも利用可能だ。ただし、リアルタイム受信には未対応で、手動もしくは受信間隔を設定する必要がある。時間の設定は「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」で、15/30/60分からそれぞれ選べる。最短の受信間隔は15分だが、間隔を短くするとバッテリー消費が気になるところだろう。ドコモによると、「リアルタイム受信への対応時期は未定」だという。

photophoto 標準の「メール」アプリからspモードメールが使用できる(写真=左)。受信間隔の設定は、「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」とタップ(写真=右)
photophoto 「データの取得方法」(写真=左)で、15/30/60分から受信間隔を設定できる。手動受信も可能だ(写真=右)

 また、メールの通知も初期状態ではオフになっている。通知を表示させるには、「設定」→「通知センター」→「メール」で「バナー」か「ダイアログ」を選ぼう。また、「メッセージ」アプリの通知設定も同様に通知センターからメッセージを選ぶことで行える。ロック画面での通知も、メールもしくはメッセージの「ロック画面に表示」で、オン/オフを切り替えられる。

photophotophoto キャリアメールの通知設定は、設定の「通知センター」(写真=左)→「メール」(写真=中)と選択し、「バナー」と「ダイアログ」から選ぶ(写真=右)
photophotophoto 「ロック画面に表示」で、ロック画面での通知のオン/オフを切り替えられる(写真=左)。ロック画面にメールの受信が通知された(写真=中)。「バナー」では、画面上部に通知バーが表示される(写真=右)

 ドコモ端末ではおなじみの、メッセージR/Sの受信も可能だ。インストールが終わると、ホーム画面に「dメニュー」「dマーケット」「ドコモお客様サポート」のブックマークが自動で表示される。これらは消しても構わない。

photophoto 設定が終わると、メッセージRが送られてくる(写真=左)。ドコモの3つのアプリがホーム画面に自動的に現れる(写真=右)
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