NTTドコモ向け「iPhone 5s」と「iPhone 5c」。は、発売された9月20日時点では、まだ同社が提供するスマホ向けメールサービス「spモードメール」に対応していなかった。10月1日4時にサービスの提供が開始され、iPhoneでも「〜@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使用可能となった。まずは、その設定方法を紹介しよう。今回はiPhone 5sを使って検証した。
(1)Wi-Fiはオフにする
まず、spモード利用設定は3G/LTE通信で行うので、Wi-Fi接続をオフにしよう。Wi-Fiの設定は、ホーム画面の「設定」→「Wi-Fi」か、ディスプレイ下部から上へスワイプすることで表示される「コントロールセンター」で行う。Wi-Fiのアイコンは左から2番目にある。
(2)新規・MNPユーザーは、docomo IDとアドレスを設定する
新規契約やMNPで購入した人や、メールアドレスを変更したい人は、事前に「docomo ID」を取得し、メールアドレスの設定をしておくと良い。新規契約やMNPの場合は、初期のアドレスは英数字の羅列になっており、そこからアドレスを変更すると再度spモード利用設定が必要になるからだ。 それぞれの設定は、ブラウザアプリ「Safari」を起動し、画面下部にあるバーの右から2番目の「ブックマーク」→画面左にある「サービス・メールなどの設定」から行う。docomo IDとパスワードの発行は右端にある「docomo ID/パスワードの発行・確認」で、アドレス設定は真ん中の「メール設定」からそれぞれ行う。docomo IDは、画面の案内に従って操作し、ネットワーク暗証番号を入力してからパスワードを設定すると登録完了だ。
メールアドレスは、「メール設定」→「希望アドレス」→「設定する」と操作し、半角英数字3〜30文字で入力する。そして、4桁のspモードパスワード(初期状態では「0000」)を入力して設定は完了。その後、セキュリティ面でspモードパスワードの変更が求められるので、推測されにくいものに登録しておこう。
(3)「spモード利用設定」にアクセス
これで事前準備はできたので、spモード利用設定を行おう。ドコモ端末からの機種変更の場合は、(2)のdocomo IDの発行やアドレス設定の工程を省ける。
アドレス設定後の画面からそのまま設定できるが、Safariを終了させてしまった場合は、もう一度お客さまサポートを開き、ブラウザの更新ボタンをタップしたあと、右下の「spモード利用設定」を選ぼう。更新ボタンをタップする理由として、ドコモは「まれに画面が遷移しない場合があるため」と説明している。
(4)プロファイルをインストールする
spモード利用設定にアクセスしたら、プロファイルをインストールしよう。spモードメールパスワードを入力し、「設定する」にチェックを入れた後、「インストール」をタップする。キャリアメールで利用する自分の名前を決める「アカウントのフルネーム」の設定画面になるので登録しよう。これで設定は終わりだ。メールアドレスを変更するたび、プロファイルの再インストールが必要になるので、注意が必要だ。
なお、設定後にspモード利用設定を再び行うと、送受信メールが削除される場合があるので、注意しよう。
spモードメールを使うには、iPhoneにプリインストールされている標準の「メール」アプリを利用する。Wi-Fi接続でも利用可能だ。ただし、リアルタイム受信には未対応で、手動もしくは受信間隔を設定する必要がある。時間の設定は「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」で、15/30/60分からそれぞれ選べる。最短の受信間隔は15分だが、間隔を短くするとバッテリー消費が気になるところだろう。ドコモによると、「リアルタイム受信への対応時期は未定」だという。
また、メールの通知も初期状態ではオフになっている。通知を表示させるには、「設定」→「通知センター」→「メール」で「バナー」か「ダイアログ」を選ぼう。また、「メッセージ」アプリの通知設定も同様に通知センターからメッセージを選ぶことで行える。ロック画面での通知も、メールもしくはメッセージの「ロック画面に表示」で、オン/オフを切り替えられる。
ドコモ端末ではおなじみの、メッセージR/Sの受信も可能だ。インストールが終わると、ホーム画面に「dメニュー」「dマーケット」「ドコモお客様サポート」のブックマークが自動で表示される。これらは消しても構わない。
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