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» 2013年12月11日 18時03分 公開

iOS 7で進化した音声案内アプリ「Siri」で何ができる?今日から始めるiPhone(1/2 ページ)

日本ではiPhone 4Sから使用可能となった音声案内アプリの「Siri」。iOS 7でさらに進化したSiriの基本的な使い方を設定方法から順に紹介していきたい。

[村上万純,ITmedia]
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 iPhoneに話しかけるだけでWeb検索やメールの送信など各種操作ができる音声案内アプリ「Siri」。2012年3月8日にベータ版として初めて日本語に対応したが、iOS 7の登場とともに正式版がリリースされ、さらに使い勝手が進化した。そんなSiriの基本的な使い方を、設定方法から順に紹介していきたい。今回検証で使用したのは、iOS 7.0.4搭載のドコモ向けiPhone 5sだ。

「Siri」の設定をオンに 日本語設定も忘れずに

 初期状態では「Siri」の設定はオフになっているので、まずは設定をオンにしよう。ホーム画面の「設定」→「一般」→「Siri」とタップし、設定をオンにする。「言語」は日本語にしておこう。

photophotophoto ホーム画面の「設定」(写真=左)→「一般」(写真=中)→「Siri」(写真=右)とタップし、設定を行う

 そのほかの設定は必須ではないので、自分の使い方に応じて変えていこう。「音声フィードバック」で「ハンズフリーのみ」を選択すると、イヤフォンをiPhoneに差している場合のみ音声で応答させられる。その場合、Siriはテキストで応答する。外出時や公共の場などに便利だ。「自分の情報」は、事前に「連絡先」に登録した自分の情報をSiriが認識して応答してくれるもの。より持ち主に特化した情報を得やすい反面、ほかの人がSiriを使用したときに個人情報が漏れる恐れもある。

 「耳にあてて話す」をオンにすると、ホームボタンを長押ししなくてもSiriを起動・使用できる。iPhoneに耳を当てただけで利用可能なので、ボタン操作が一切不要でWeb検索やメールの送信などができて便利だ。音声の性別はアメリカ英語だと女性・男性からそれぞれ選べるが、日本語では女性のみだ。

photophoto 言語が「英語(アメリカ合衆国)」の場合は音声案内時の性別を選べる。「耳にあてて話す」をオンにすると、タッチ操作不要でSiriを利用可能(写真=左)。言語は「日本語」にし、必要に応じて「自分の情報」を登録しよう。音声フィードバックもお好みで(写真=右)

 また、より便利に使うために「位置情報サービス」もオンにしておくといいだろう。ホーム画面→「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」をオンにし、Siriもオンにすると設定完了だ。現在天気を聞きたいときなどに、より正確な情報を受け取ることができる。Siriは、忙しくて文字通り手が離せないときや、寝転がりながら操作したいときなどに重宝するはずだ。

photophoto ホーム画面→「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」から設定をオンにできる

Siriを起動し、使ってみよう

 ホーム画面を長押しすると、ロック状態からでもSiriは起動する。ただし、セキュリティ面を考えると、ロック画面からはSiriが起動しない状態にしておきたい。ホーム画面の「設定」→「一般」→「パスコードと指紋認証」の「Siri」の項目をオフにすればロック状態では起動しなくなる。

 Siri起動後に画面下に出てくる白い横線は、話しかけることで波打つ仕様だ。試しに「こんにちは」と話しかけたところ、「こんにちは。ただいま時刻は0時16分です」と応答し、「今日の天気は?」と話すと「はい、今日の天気予報です」と応答し、現在地の天気を教えてくれた。続けて話しかけるときは画面下の「マイク」ボタンをタップする。簡潔に命令すると音声を認識しやすい。音声データはクラウドでデータ解析をしてからiPhoneに戻ってくる仕組みなので、インターネット接続が必要な点には注意しよう。

photophotophoto Siri起動時の画面(写真=左)。「こんにちは」と話しかけると、現在時刻を教えてくれる(写真=中)。天気予報を聞くと、現在地の天気が分かる(写真=右)

 「耳にあてて話す」をオンにした場合は、ホームボタンの長押しは不要だ。ただし、iPhoneを水平の状態から垂直に立てるように耳にあてるなど、起動にはちょっとしたコツがいる。起動に成功すると、起動オンの音が鳴る。ほかの人からは普通に電話で会話をしているように見えるので、外で利用したいときにオススメだ。

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