友だちとの“すれ違い”も通知――リクルートテクノロジーズの女性向けリストバンド型デバイスWearable Tech EXPO in TOKYO 2014

» 2014年03月25日 14時15分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 小型できゃしゃなボディが特徴の「Lily」

 リクルートテクノロジーズが、ウェアラブル関連の展示会「Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014」にて、リストバンド型のデバイス「Lily」のプロトタイプを参考出展している。

 ウェアラブルデバイスというと、「先進的なユーザーに向けたハイスペックなマシン」というイメージがあるが、同社の担当者によると、Lilyはずばり女性をターゲットにしており、あえて機能を抑えているという。

 Lilyの主な機能は3つ。1つめがスマートフォンの電話の着信を通知すること。2つめがチャットのメッセージを通知すること。そして3つめが、同じLilyを装着している人が近くですれ違うと通知すること。「待ち合わせや偶然の出会いを楽しんでもらえれば」と担当者は話す。このほか、スマートフォンの紛失を防ぐべく、Lilyからスマホが離れると通知する機能も用意している。いずれの通知も専用のアプリから確認できる。

 1〜2つめの通知はスマートフォンからBluetooth接続することで可能だが、3つめのすれ違い時の通知は、接続しているスマートフォンのGPS情報を取得することで可能になるという。LilyはLEDを備えており、通知があるとイルミネーションが点滅する。カバンの中にスマホをしまっていても、着信やチャットの通知に気付きやすくなるのがメリットだ。

 発売時期や商品化については「まったくの未定」(担当者)。これまでモバイルの領域ではアプリケーションを中心に開発してきたリクルートにとって、ハードウェアを開発することは新たな取り組みとなる。

photophoto デザインは仮のもので、「商品化をする際はもう少し大きくなるだろう」(担当者)とのこと(写真=左)。通知の際にはイルミネーションが点滅する(写真=右)
photophoto カラーバリエーションも検討している(写真=左)。通知された情報は専用アプリで確認できる(写真=右)
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