au向けの新型Xperiaスマートフォン「Xperia ZL2 SOL25」は、機能はグローバルモデルの「Xperia Z2」をベースにしつつも、デザインはau独自のものに仕上げた。au向けでは2013年5月に発売された「Xperia UL SOL22」と端末のコンセプトは近いといえる。
製品名「ZL」の「L」には、特に大きな意味はないそうだが、ソニーモバイルコミュニケーションズが2013年1月に「Xperia Z」と同時に発表した「Xperia ZL」の後継機にあたる。発売は5月下旬の予定だ。初代のXperia ZLも背面は樹脂で丸みを帯びたボディが特徴(→ソニーブースで「Xperia Z」をじっくり触ってきた――写真と動画でチェック )で、これらの部分がXperia ZL2にも受け継がれている。ZL2のグローバル展開については未定で、現時点ではKDDI向けモデルのみの発売が決まっている。
Xperia Zシリーズといえば、背面のガラスパネルに、Z1以降から続いているメタルフレームなどが目を引くが、Xperia ZL2では背面とフレームともに樹脂が使われている。となると、ボディの軽量化が期待されるが、重さは約167グラムで、それなりに重量感がある。厚さは約10.8ミリで、約8.2ミリのXperia Z2より2ミリ以上厚い。ガラスの1枚板のようなXperia Z2の方がスタイリッシュな印象だが、Xperia ZL2では背面から側面にかけてなだらかな曲線をつけており、持ちやすさにこだわったことがうかがえる。
背面パネルの前後から加飾した「ダブルインモールド加工」によって、浮かび上がっているように見える「XPERIA」ロゴも、デザイン上のアクセントになっている。このXPERIAロゴは、光の当たる角度によって影の映り込みが微妙に変化するという。Xperiaシリーズでは珍しいTurquoise(ターコイズ)のカラーも夏らしくて目を引く。

いずれの写真も左がXperia Z1 SO-01F、右がXperia ZL2 SOL25。Xperia Z1よりは幅が2ミリ、高さが7ミリ小さくなっている。ただし厚さはZ1の約8.5から約2.3ミリ厚くなっている
ノイズキャンセル&ハイレゾ対応:カメラやオーディオ機能に注力したauオリジナルモデル――「Xperia ZL2 SOL25」
動画で見る「Xperia ZL2 SOL25」
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