9月に海外で発表されたソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia Z1」が、KDDIからも「Xperia Z1 SOL23」として発売される。2013年10月下旬の発売を予定している。
Xperia Z1は、ソニーがデジタルカメラで培った技術を盛り込んだスマートフォン。ソニーのCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用し、センサーのサイズはXperia Zの1/3.0型から、サイバーショット「DSC-HX50V」と同等の1/2.3型に向上した。F2.0・広角27ミリ相当・薄型非球面の高性能な「Gレンズ」を搭載しているのもZ1ならでは。
画素数は有効約2070万に向上したが、これは単に高解像度な写真を撮るためだけでなく、ソニー独自の画像処理エンジン「BIONZ for mobile」と組み合わせ、より美しい写真を撮るため。具体的には、20MPの写真を8MPに凝縮しながら、BIONZ for mobileで処理をすることで、超解像3倍ズームや、ノイズを抑えた高感度な写真撮影が可能になる。このほか、撮影シーンを自動で判別してくれる「プレミアムおまかせオート」、9種類のエフェクト撮影、シャッターキー長押しによる連写機能も用意している。
新しい4つの撮影機能も採用した。シャッターを切った瞬間とその前後30秒ずつ、計61枚の高速連写ができる「タイムシフト連写」、撮影中の動画をFacebook上でリアルタイムに共有できる「ソーシャルライブ」、撮影した建物・ワイン・書籍・文字列から情報を検索できる「Info-eye」、画面に映したものに効果をかけられる「ARエフェクト」を利用できる。
ディスプレイはフルHD表示(1080×1920ピクセル)対応の5インチ、トリルミナスディスプレイ for mobileを搭載。ソニーの最新ブラビアにも採用している「トリルミナスディスプレイ」をモバイル向けに最適化しており、より広い色域で映像を表現できる。失われている画素を復元して、映像を美しく再生するソニーの超解像技術「X-Reality for mobile」も搭載した。
au版では新たに、家庭用テレビと同等の高解像度なテレビ番組を視聴できる「フルセグ」に対応した。ただしフルセグ/ワンセグいずれも視聴するには同梱のアンテナケーブルを装着する必要がある。また、フルセグの録画には対応していない。おサイフケータイ(FeliCa/NFC)、赤外線通信、IPX5/IPX8の防水性能・IP5Xの防塵性能もサポートする。
OSはAndroid 4.2を採用。プロセッサーはQualcommのSnapdragon 800シリーズ「MSM8974」(2.2GHzクアッドコア)を備える。内蔵ストレージは32Gバイトで、グローバル版の16Gバイトよりも大きい。外部メモリは最大64GバイトのmicroSDXCを利用できる。バッテリー容量は3000mAhで、卓上ホルダが標準で付属する。通信は下り最大150MbpsのLTEをサポートする。
機種名 | 「Xperia Z1 SOL23」 |
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OS | Android 4.2 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon MSM8974/2.2GHzクアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約74×144×8.5ミリ |
重さ | 約171グラム |
連続通話時間 | 約1310分 |
連続待受時間 | 約710時間(3G)、約700時間(LTE) |
バッテリー容量 | 3000mAh |
メインカメラ | 有効約2070万画素CMOS |
インカメラ | 有効約220万画素CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約5.0インチフルHD(1080×1920ピクセル)液晶 |
ボディカラー | ブラック、ホワイト、パープル |
主なサービス・機能 | LTE(下り最大150Mbps)、グローバルパスポート(LTE/GSM/GPRS/UMTS)、おサイフケータイ(FeliCa/NFC)、ワンセグ(視聴/録画)、フルセグ(視聴)、赤外線通信、Bluetooth(4.0)、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、テザリング(最大10台)、防水(IPX5/8)、防塵(IP5X)、卓上ホルダ付属 |
発売日 | 10月下旬 |
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