SIMフリースマホの新たな選択肢――Windows Phone「MADOSMA」を写真と動画でチェック

» 2015年05月27日 09時23分 公開
[田中聡,ITmedia]

 日本マイクロソフトが5月26日〜27日に開催している開発者向けイベント「de:code 2015」の展示エリア「マイクロソフトゾーン」にて、マウスコンピューター初のスマートフォン「MADOSMA」の実機を展示している。

photo de:code 2015のマイクロソフトゾーン
photophoto マウスコンピューターの「MADOSMA」。側面や角が丸いので手になじむ

 MADOSMAは、「窓とあなたが、もっとつながる」をキャッチコピーにしているとおり、Windowsの「窓」を、そのまま商品名(MADO)に使っている。マウスコンピューターの担当者によると、商品名をいくつか募集してコンペをした結果、MADOSMAに決定したという。「Windows(のスマートフォン)を使っていることがぱっと分かるようにする」狙いがあるそうだ。すでに「技適」は取得しており、発売日や価格については「まもなくご案内できる」とのこと。

 カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色で、背面カバーの色が異なるのみ。個人向けにはホワイト、法人向けにはブラックが販売される予定。

photophoto
photophoto 側面にイヤフォンジャック、Micro USB端子、電源キー、ボリュームキーなどが並ぶ
photophoto 背面に「MADOSMA」と「Windows」ロゴがあるが、マウスコンピューターのロゴは入れていない(写真=左)。戻る、Windows、検索キーを搭載(写真=右)
photo 800万画素カメラとフォトライトを搭載

 マウスコンピューターとしては、Windows 8がリリースされたころから、Windows(Windows Phone)スマホの開発を検討していたという。「PCがタッチに近づいているので、その方向性は正しい。複数デバイスを持つことが当たり前になっているので、Windowsで統一するのも悪くないと考えた。あとはどうやって開発して売るかが課題だった」と担当者は振り返る。MADOSMAは中国で製造しており、外観が同じベースモデルは存在するが、「基板は新たに作っているので、中身は違う。またWindows向けのコンポーネントを変えている」(同)。

 そもそも日本ではauの「Windows Phone IS12T」以来、Windows Phoneは発売されておらず、マウスコンピューターとしても「お客様に選択肢を与えたかった」という考えが根底にある。すでに選択肢が潤沢にあるAndroid端末を投入することは考えていない。「いろいろなお客様からお問い合わせをいただいている」(同)そうで、MADOSMAの反響も上々のようだ。

 会場に展示されていたデモ機のOSはWindows 10 Mobileが仮の状態でセットされていたが、発売当初はWindows Phone 8.1 Updateの状態で出荷され、後ほどWindows 10 Mobileへアップデートする形になるとのこと。Windows 10 Mobileのアップデートについては現在、最終調整をしている。

 スペックは、2014年に日本で発売されたSIMロックフリースマホ「Ascend G6」「ZenFone 5」などと同等のミッドレンジクラスだ。サイズは70.4(幅)×142.8(高さ)×8.4(奥行き)ミリ、重量は125グラム。ディスプレイはHD表示(1280×720ピクセル)対応の5型IPS液晶を搭載する。プロセッサはQualcommのSnapdragon 410 MSM8916(1.2GHzクアッドコア)で、バッテリー容量は2300mAh。内蔵ストレージは8Gバイト、メインメモリは1Gバイト。外部メモリはmicroSDに対応しており、16GバイトのmicroSDが同梱される。カメラはメインが800万画素、インが200万画素。

 ネットワークはW-CDMAがバンド1(2100MHz)、8(900MHz)、19(800MHz※FOMAプラスエリア)、LTEがバンド1(2100MHz)、3(1800MHz)、19(800MHz)をサポートしており、NTTドコモのSIMカードを使うことが推奨される。ドコモのバンドでは1.5GHz帯が対応していない。

 いずれも日本(主にドコモ)で採用されているバンドであり、海外でも一部の地域で使えるが、動作保証外。また、海外でMADOSMAを展開することも予定していない。「メリットがあれば海外展開はしたいが、海外はLumiaシリーズがあるので十分では」(同)。当然ながらSIMロックフリーなので、MVNOが販売しているドコモ回線のSIMカードを使うことが想定される。ドコモ以外ではソフトバンクの900MHz帯(3G)に対応する。

 MADOSMAの販路は、マウスコンピューターの直販サイトや量販店を予定している。MVNOのSIMカードとセットで売ることも検討しているそうだが、特定のMVNOとのみ提携するわけではなく、幅広く採用してもらいたい考え。MADOSMA単体の購入も可能にする。

 デモ機の挙動はおおむねキビキビしていたが、「1日触っていると(まだチューニングが足りないところが)分かる」(同)ほか、メニューの日本語が一部文字化けしていた。「格安スマホ」というカテゴリーでくくられるのは心外かもしれないが、SIMロックフリー端末の新たな選択肢になるのは間違いない。発売日の案内を待ちたい。

 以下の画面はチューニング中のデモ機のもので、製品版とは異なる可能性がある。

photophoto デモ機のOSはWindows 10 Mobileなので「Office for Windows 10」を利用できる(写真=左)。デモ機に入っていたアプリ(写真=右)
photophoto Windowsアプリストア「Windows Store」(写真=左)。通知バーはAndroid風(写真=右)
photophoto デモ機の設定画面(写真=左)。カメラはシンプルなユーザーインタフェース(写真=右)
photo iPhone 6とサイズを比較

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