米Appleが第1四半期(1〜3月期)のiPhone販売で得た営業利益は、世界の全スマートフォン販売の営業利益の92%を占めた──。そのような調査結果をカナダの投資銀行Canaccord Genuityが発表したと米Wall Street Journalなど複数の海外メディアが7月12日(現地時間)に報じた。
この調査は、スマートフォンメーカーの上位8社の営業利益に基づくもの。Appleの営業利益のシェアは前年同期は65%だったという。
Appleの1〜3月期の業績発表によると、iPhoneの同四半期の販売台数は40%増の6117万台で過去最高を更新し、売上高は55%増の402億8200万ドルだった。
米調査会社Strategy Analyticsによると、同四半期の世界スマートフォン市場におけるAppleの出荷台数シェアは13.7%の2位。首位は韓国Samsung Electronicsで22.2%だった。Samsungの営業利益シェアは前年から26ポイントも減少し、15%だった。
Appleが利益率の高いハイエンド端末を主力としている一方、Samsungなど他のスマートフォンメーカーの多くは新興国向けの廉価端末に注力し、価格競争を展開している。
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