J.D.パワーは、8月26日に「2015年日本法人向け携帯電話・PHSサービス顧客満足度調査」の結果を発表した。
今回で7回目となる本調査は、全国の従業員規模50人以上の企業を対象に、各種電話サービスの管理・意思決定関与者へ実施。6月に郵送調査を行い、3828社から4452件の回答を得た。なお、1社につき最大2社の事業者評価を取得している。
契約事業者はNTTドコモが43%、KDDI(au)が27%、ソフトバンクが23%、Y!mobileが6%。選定理由の上位3項目は「全体的な通信コストが抑えられる(37%)」「通信品質・エリアがよい(28%)」「信頼できる・有名な会社(26%)」で、従業員の多い企業ほどコスト面を重視する傾向がみられる一方、「ソリューションなど各種提供サービスがよい」「サポート体制が充実している」といった付加価値的な部分も注目している。
NTT東西の光回線を卸販売する「光コラボレーション」を活用した割引サービスへの加入意向は、NTTドコモが34%、auが20%、ソフトバンクが16%。顧客満足度第1位はNTTドコモ、2位はau、3位はソフトバンク、4位はY!mobileとなり、NTTドコモが7年連続で総合満足度1位を獲得した。顧客満足度の測定は4項目をもとに評価し、影響度が高い順に「コスト」「営業対応」「電話機・サービス」「トラブル対応」となった。
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